奥利根ワイナリー 群馬県赤城高原


関越道の昭和インターを降りて5、6分、北海道の景色かと見まがうような長い一本道の続く赤城高原を通り抜けた場所に
奥利根ワイナリーのぶどう畑と醸造施設、レストランがあります。


(こちらの写真は帰りの小道の写真ですが、青い空と白い雲、草木の緑のコントラストが美しい!)
駐車場からワイナリーへの小道を歩いていくと、
オーナーらしき方が白ワインを片手にニコニコと出迎えて下さったので、一瞬、ウェルカムドリンクのサービスがあるかと思ってしまいました。
グラスワインをテイスティングルームからレストランに運んでいるところでした。

(入り口の飾りのオブジェも可愛らしい!)
午後1時頃到着したので、我々もまずはランチをいただきました。

群馬県の地元の食材を使った「家庭的」なレストランです。
右の写真の左手がドリンクバーコーナーになっています。
他のお客様が帰った後に撮影しましたが、週末の午後1時過ぎの時間でも、ほぼ満席でした。
しかも、午後1時半頃にオーナーの方がお電話で予約を受けていたのですが、
オーナー:「30分後に24名の団体、よろしく!」
シェフ:「え~?!」
人気のレストランのようにお見うけしました。

こちらのサラダ・スープとデザートのバニラアイスはすべての1.100円のランチセットについてきます。
またドリンクバーから飲み物を自由に好きなだけ選べます。

今回はこちらの2品を注文しました。
左:NAPAランチ ポークヒレカツを和風ソースで、バターライス
右:ぶどう畑の桃太郎スパ 自家製ミートソーススパゲッティー
どれもワイナリーらしいネーミングで、「家庭的」で素朴なお味でした。
ポークヒレカツはボリュームが多かったかな。

ランチ後はショップとテイスティングコーナーへ移動して、いろいろお話を聞きました。

左はオーナーの井瀬賢(いのせわたる)氏。
とてもきさくな方で赤城高原でのワイナリー経営に熱い思いをお持ちでした。
ナパのブティックワイナリーをお手本に奥利根ワイナリーを設立され、まだまだこれからのワイナリー、とおっしゃっていました!
赤城高原に何故ワイナリーが1件だけなのか?というと農地法の関係で新しい果実畑がなかなか作れないそうです。
しかし、ぶどう栽培には適した土地のようです。
井瀬さんは脱サラして、ぶどう畑とワイナリーの土地を購入されたされたそうです。
1991年創業ですから、それ以前に購入されたのでしょうか。

右がワインメーカーの松原寿樹(まつばらとしき)氏。
主に松原さんとお話をさせていただきました。
松原さんはオレゴンに修行に行っていたので、オレゴンのピノノワールがお好きで熱く語ってくださいました。
今年(2016年、訪問したのは9月上旬)のぶどうの出来は今のところ良いそうですが、秋の台風などの雨が心配、とのことでした。
奥利根ワイナリーのいち押しはメルローなのですが、訪問した時点では完売していました。。。
メルローをテイスティングだけさせていただいたのですが、ベジタブル香や樽香がしました。
東京には出荷はしていない、ということです。
またカベルネソービニョンのぶどうの根が駄目になって枯れ始めてしまったので、シャルドネに植え替えをしているそうです。
今回、HPにも写っているワイナリー犬に会うのを楽しみしていったのですが、なんと4代目が今年5月に交通事故で死んでしまったということでした。。。


ショップ内の隅に井瀬さんのお孫さんが遊ぶ為に柵で囲まれたスペースがありましたので…
1歳1ヶ月の我が家の娘も遊ばせていただきました^^;
親子3代でワイナリーを中心に生活できるなんて素敵ですね!
ブログ中に何度か散りばめた言葉ですが「家庭的」な雰囲気で、オーナーのお人柄が現れているご家族連れでも気軽に立ち寄れるワイナリーでした!
[pinomayu]

北海道 余市ワイナリー巡り


余市のワイナリー巡りは4年前にも一度行ったのですが、
その頃にはなかった新しいワイナリーが誕生しているので再訪問してきました!
11ヶ月の娘を連れての旅だったので、無理せずに宿泊は札幌市内に2泊して中日にレンタカーで余市へ日帰りしました。
余市へは車で約1時間半とわりと近いです、しかも現在は途中の小樽までしか開通していない高速が余市まで延伸工事中なので、ますます訪れやすくなりそうです。

今回訪問したのは
リタファーム&ワイナリー
②ベリーベリーファーム&ワイナリー
③キャメルファーム → 建設中
OcciGabi(オチガビ)
八剣山ワイナリー → 札幌市郊外

です。

①リタファーム&ワイナリー

特筆すべきは、なんといっても、ご夫婦のお人柄の良さとぶどう畑の美しさです!

事前に電話で訪問の日時をお伝えして向かいましたので、菅原ご夫妻がお二人で出迎えてくださいました。
きさくでお話好きな方々で楽しいひとときを過ごせました!
奥様が余市のご出身で、農家は4代目になるそうなので、大きなとまどいはなく余市でのワイナリー経営をスタートできたそうです。
娘さんが3人いらして、どなたかが継いでくださるのを期待されている様子でした。

ぶどう畑は 3ha。
栽培しているぶどうは、シャルドネ、ソービニヨンブラン、メルロー、ピノノワールだそうです。
現在はこの広さをお二人で管理されていて、ホームページでお手伝いしてくださる方を募集しています。(2016年6月現在)
北海道では 3ha をご夫婦二人で管理するのは珍しいことではないようですが…
3ha って、かなり広いです!
( 1ha が100m × 100m )

この写真では美しさが伝わらないのですが…
「わぁ!」と息をのむようなキレイなぶどう畑がなだらかな斜面に広がっていました!
余市はほとんど雨は降らないそうですが、この日は梅雨のようなお天気で雨上がりの訪問でしたが、それでも美しい。
このぶどう畑を眺めながらのランチなどは、さぞ心地よく過ごせるのだろうなぁ、と感じました。

と思っていたら、醸造施設の建物とショップの建物の間に新しい建物を建設中で、
こちらは台所つきの宿泊施設になるそうで、自炊して宿泊できるようになるそうです。

こちらは味のあるショップの建物です。
ちなみに、こちらの2階の窓から眺めるぶどう畑も素敵でした!

ショップの中の様子です。
こちらで主に話をしていたのですが…
あちこちのワイナリーを巡っていますが、なんと初めて勧誘を受けました!
ぶどう作りやワイナリー経営に多少の興味はある我々夫婦
(興味があることと、実際に始めることはまったく違うので、今のところ現実的に始める予定はありません…)
話をしているなかで、お隣の方がぶどう畑を売りに出したがっている、興味があるのであれば是非検討してみてください、と!
醸造施設を持たなくても、委託醸造も可能なので、ぶどう農家としてだけスタートするという方法もある、
最初の7年間は年間200万以上の利益が出なければ、市から年間225万の補助金が出る、
農地にかかる税金もあってないような金額なので心配ない、
北海道は新参者にも優しい土地柄なので、様々な方が手伝ってくれるから安心、
今は小樽までしか通っていない高速が、余市まで延びるので札幌にも出やすくなる、
保育園にもすぐに入園可能なので、子育てもしやすい等々、
一瞬その気になってしまうような具体的なお話をたくさん伺いました!

それから、新しいワイナリーが増えている余市周辺で、ワイナリー街道になりつつある小道があるので、是非見て行ってください、とのことで、ランチの後レンタカーで見学してきました~
ドメーヌタカヒコやドメーヌアツシスズキが並ぶ通りで、カルディが「キャメルファーム」というぶどう畑を管理していて、ワイナリーホテルとレストランを建設中でした。
その様子はのちほど。

長くなりましたので…そろそろ、おいたましてランチに向かいたいと思います。

②ベリーベリーファーム&ワイナリー
こちらにはランチにお邪魔しました。

原材料をすべて自社農園の有機認定作物から作っていて、各種フルーツ系のワインとやまぶどうやナイアガラなどのぶどうのオーガニックワインも生産しています。

レストランにワイン販売コーナーがありました。

ランチはマルゲリータピザとハンバーグをいただきましたが、特にこのピザがチーズたっぷりで美味しくて、今すぐにまた食べたいくらいです。
注文が入ってから生地をこねて焼くので、生地もフワフワでした。

平日の12時過ぎにお邪魔しましたが、ほとんどの席が埋まっていました。
気軽に美味しいランチをいただけるお勧めのお店です。

③キャメルファーム

リタファームの菅原ご夫妻に紹介された、建設中のカルディが経営するキャメルファームのホテルです。
ブルーシートの部分がホテルの建物になるようです。
ブルーシートの奥がぶどう畑なので、きっとホテル部屋のテラスからぶどう畑を眺めることができる素敵なホテルが完成することでしょう!
完成したら是非、泊まってみたいです。
ご夫妻の話によると、もともと 12ha もの広さの畑を72歳の男性がお一人で管理されていて、いつ行っても草が5cm以上生えているのを見たことがないという、すごく手の行き届いた畑だったそうです。
さすが高齢になられたことと後継者もいなかったのでしょう、カルディがその 12ha を買収してぶどう畑にしたそうです。

④OcciGabi(オチガビ)
新潟のカーブドッチの創業者の落希一郎さんが独立し、佐沢雅美さんと一緒に余市に設立したワイナリーです。
OcciGabi のオチは落さんの名前から、ガビは雅美さんの名前から取られたようです。
本当はこちらでランチをいただきたかったのですが、赤ちゃん連れはお断りと電話でビシっと言われました…


ホームページに「日本一美しいワイナリー作りが始まりました」と謳っている通り、キレイな絵になるワイナリーです。

しかし…
赤ちゃん連れの我々夫婦にとってはビックリするようなことが入り口に書いてありました。
「小学生以下のお子様の入室お断り」
あとで確認したところ、ホームページの一番下にも書いてありました。
「大人の静かな空間作りを目指しているので、申し訳ございませんが、小学生以下のお子様のご入場は遠慮願います。」
仕方なく、娘を車で遊ばせながら、夫と妻は別々に中を見学いたしました、とさ。
コンセプトは勿論、理解はできるものの、なにか釈然としない気持ちが残りました。

「余市町が日本一のワインの町になる日」
と題して余市へのワイナリー誘致の大きな看板が中にありました!
我々もリタファームで勧誘されましたし、どうやら余市は町をあげて、ぶどう畑や新ワイナリーのオーナーを募集しているようです。
どこかに余市も「ナパ」のようになる日が来るかも、と書いてありました。
そんな日が来るかも、と思うと楽しみです!

さて、平日のお昼過ぎの時間帯は広々としたレストランにお客様はおらず、シェフの方も外で煙草を吸っておられました。
特に迷惑をかける他のお客様もいらっしゃらないのであれば、赤ちゃん連れでも食事させてくれても良いのに…と、またここで思ってしまいました。
オチガビに関しては、少しスノッブな印象が残ってしまいました。。。

⑤八剣山ワイナリー


余市から札幌へレンタカーで戻る途中に立ち寄りました。
6.5ha のワイナリー敷地の裏手に雄美な姿の八剣山がそびえ立つ土地にあります。
春にはヤマザクラが咲き、6月末~7月にはホタルが飛び交うそうです。

カベルネフランやツバイゲルトレーべなど欧州系を中心に約20種類の品種を栽培しています。

店内の様子です。
ワインの他にお土産品も販売しており、ジャムを購入しました。
2階に上がれるのですが、テラスから眺める八剣山がこれがまた迫力があって素敵でした。

北海道開発局と連携してダムの作業用トンネルの中でワインを貯蔵・熟成させるという面白い取り組みをされていました。
内部温度が7.8度、夏場でも13度と一定で湿度も85%前後で普段は真っ暗で光はなしと、ワインの保管場所に適しており、最長5年間貯蔵して味の変化を確かめるそうです。
平成27年4月28日から始めた取り組みで、ワイナリーを訪問した28年6月時点で、トンネル内に1年保存した「K-Rouge♯2 2014」を販売していたので一本購入してきました!
一本だけでは味の違いは分かりませんが…まぁ、話のネタに。

我々夫婦、子持ちになっても懲りずにワイナリー巡りを続けており、今回も新しい発見がある充実した旅となりました!
余市にはまた数年後に訪れることになりそうな気がしています。

[pinomayu]

ワインダイニング食堂ステラ 代官山


pinomayu が2003年にソムリエの資格を取る為に通った、恵比寿のポケットワインスクールの和田健二先生が、2016年1月に代官山に新しくレストランをオープンしたので、ランチに行ってきました!
(ワインスクールは場所が移転して継続中です)

『ワインダイニング食堂ステラ』

場所は代官山駅から徒歩30秒?!、JR恵比寿駅から散歩がてら歩いても10分程という好立地にあります。
カウンター5席、テーブル8席とこじんまりとしたお店ですが、先生がお一人で切り盛りするには広いくらいだそうです。

他のお客様のいない隙を狙って撮影したので空いていますが…
GWなこともあり、子連れの家族やご夫婦、カップルと幅広い客層の方々が途切れなく来店されていました。
2月3月はガラガラでどうしようかと思ったけど、最近はリピーターのお客様も増えてきているとのことです!

今回注文したメニューは
ワンプレートランチの
鳥もも肉のフリカッセ、キヌア入りマッシュポテト添え 1000円
鶏肉は柔らかく、ホワイトクリームは濃厚、スーパーフードのキヌア付きです。
始めクスクスかなぁ、と思ったのですが、キヌアでした。

ローストビーフ 1000円(限定5食)
12時間つけたローストビーフだそうです。
他にも
定番パスタメニュー
サラダランチ
牛すじの煮込みカレー
と、どのメニューも800〜1000円とお店の名前通り、食堂のように気軽にいただけるものばかりです。
味付けもしっかりめで美味しく、お酒が進みます!
ランチにもグラスワインの用意がスパークリング1種、白5種、赤8種あったので、その中から今回は3種類いただきました。

Chateau de Maligny Chablis 2014
FANTINI FARNESE Montepulciano D’abruzzo
SEAGLASS Santa Barbara County PINOT NOIR 2013

①と②は本日のグラスワインということで300円。
③が1000円でした。

ディナーのワインは今月(2016年5月)は『カリフォルニア・バイ・ザ・グラス』と称してグラスワインテイスティングセットの用意があったり、
ボトルワインは2000円代〜12000円代までフランス中心にイタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、日本と幅広く揃えてあります。

そうそう店内を見学していたら、見覚えのあるワインショップのお名刺が並んでいました。
Cellier de L’ourson (セリエ・デ・ルルソン)
我が家の近所の winebuff が常連のワインショップでした!
オーナーの伊東直寿さんも和田健二先生のワインスクールの生徒さんだったようで、そのご縁で名刺を置かせていただいているようです。
Cellier de L’ourson についても以前にブログで紹介しています。
ブログはこちら

気軽にワインと食事を楽しめるレストランが代官山に誕生しました!
是非、お立ち寄りください。

[pinomayu]

伊勢神宮 子安神社 安産 御礼参り


春の穏やかな暖かさを感じられるようになった4月に
生後9ヶ月になる娘の安産の御礼参りに伊勢神宮に参拝してきました☆
夫 winebuff が三重県伊勢市生まれで、祖父が長年、伊勢神宮のボランティアガイドを務めてきたこともあり(2016年現在はガイドは引退)結婚後、ほぼ毎年のように伊勢神宮へ足を運んでいました。
伊勢神宮の内宮の端っこに子授け・安産にご利益のある子安神社があり、こちらも毎回参拝していました。
また娘の名前をこの子安神社の守り神様であるコノハナサクヤ姫から3文字、拝借していることもあり、御礼参りは必ず行きたいと思っていました。
生後9ヶ月の娘を連れて2泊3日で、新幹線で東京から名古屋へ、近鉄で名古屋から四日市へ行き、 winebuff の実家に滞在。
中日に近鉄特急で四日市から伊勢まで移動と…
忙しない、正直疲れる旅でしたが、無事に御礼参りを済ませ、娘は親戚の皆様にも初対面できてホッとしているところです。。。

5月26日27日に開催予定の伊勢志摩サミットまで、あと39日でした。

近鉄の宇治山田駅には名物の赤福の出店があります。

伊勢神宮の内宮に到着した頃は、朝までの嵐のようなお天気の続きでどんより空でしたが、事前の予報より早く天気が回復してきて、雨はすっかり上がっていました!!
娘は晴れ女かな?!

颯爽と歩く白い衣装の宮司さんの後姿が画になっていました!

さきほどまでの曇り空が嘘のようにピカピカの天気になりました!
今回は時間の都合で神楽殿でのご祈祷は省いてしまったので、次回に持ち越したいと思います。

今回の一番の目的、子安神社へ御礼参りです☆
事前に参集殿(さんしゅうでん、休憩所)の売店で子安神社にお願い事や御礼をする際にお供えする木製の「鳥居」のミニチュアを購入し、
売店で黒いペンも貸し出して下さるので、御礼の内容を記入して、お供えしてきました!
お供えしてある「鳥居」をサラッと見たところ、「元気な赤ちゃんが授かりますように」などのお願い事が多かったです。
私達も5.6年前くらいかな?にそのようなお願い事の「鳥居」をお供えし、ようやく願いが叶っての御礼参りとなったわけですから、感慨深いものがありました。

帰り道の五十鈴川の眺めです。
新緑のもみじが色鮮やかでした。



帰りにおかげ横丁の「寿司久」でランチしました。
上から
①てこね寿司
②麦とろろ
③和定食
です。
普段は待ち行列のできる老舗の人気店のようですが、この日は朝からの雨のおかげか待たずに入れました。
どの定食も味もボリュームも満足の内容でした。

食事の間、順番に娘の子守りです^^;
お店の窓をバンバン叩いて遊ぶ娘と支えるおばあちゃんの後姿です。
こんな姿を目にすることができるようになったことに感謝の毎日です^^

[pinomayu]

清澄白河フジマル醸造所


昨年(2015年6月)オープンした、レストラン併設の都市型ワイナリー、清澄白河フジマル醸造所にランチに行きました!
オープンしてしばらくの間は多くのワイン雑誌や媒体に取り上げられているのを見ました。


清澄白河駅から歩くこと5分ほど、深川飯を販売する古くからの商店街を通り抜けて、住宅街の通りにひっそりと建物があります。
もとは鉄工所の建物だそうで、1階がワイン醸造所、2階がレストラン、3階には今も大家さんが住んでいるそうです。

階段で2階へ上がり、扉の前までは静かな住宅街の雰囲気なのですが、扉を開けた途端ワイワイガヤガヤとした活気ある世界が飛び込んできます!
ちなみに一週間前に予約をしておいて正解でした。
週末のランチにお邪魔しましたが満席で、あきらめて帰る方もおられました。

厨房の前に6席のカウンター席、手前にテーブル席、厨房のさらに奥にテイスティングルームがあります。

早速、自社醸造のワインをいただきます!
左から
①白:山形県産デラウェア
②赤:山梨県産マスカットベーリーA
③Farmer’s 富士の夢2015(茨城県産富士の夢)
です。
①と②はなんと生樽ビールサーバーから提供されるそうで、ワインボトルはありません。

あとでテイスティングルームを偵察に行くと、ありました、こちらのサーバーで提供されているのでしょう。
③はボトル詰めで、茨城県の筑波の辺りでぶどうが栽培されているそうです。

次はお料理の紹介です。
ワインがビールサーバーで提供されるカジュアルなのものに比べてお料理は繊細、少量でなんだか本格的です!
ランチメニューは特になく、ディナーメニューと共有なので、気軽にランチとはいきませんが。。。

<季節の野菜サラダ 1400円>
千葉県八街市エコファームアサノの根菜、花彩。
バルサミコと野菜の甘みが効いたドレッシング。
テーブルに運ばれてきた時に、思わず「キレイ。」と声が出ました、彩りの美しい春らしい一品です。

<柔らかい豚タンのソテー 1650円>
豚タンを80℃でじっくりと長時間低音調理。
ホワイトバルサミコのゼリー、カラスミ、エビ出汁と合わせた複雑な味わい。
バルサミコゼリーの酸味と魚介系の出汁の味と豚タンと様々な味を一皿で堪能できました。

<バルベーラのリゾット 1850円>
バルベーラ種の赤ワインを使ったリゾット。
スモークの効いた生ハム「スペック」と香ばしいクルミが相性抜群。
生ハムの塩気とクルミの香ばしさが本当に良く効いていて、凝ったリゾットでした。

<本日のデザート パンナコッタ 600円>
生クリームとヴァニラのシンプルなお菓子にラズベリーソースと仕上げにホワイトチョコレートを振った、華やかなデザート。
鉢に新芽が生えてきているように見立ててある美味しく可愛らしいデザートでした。

こちらまでをテーブル席でいただきました。
奥のテイスティングルームでは別の自社ワインをテイスティングできるようなので移動できるかどうか店員の方に確認したところ…
8ヶ月の娘をベビーカーで連れていたせいか、奥のテイスティングルーム席に空きがなかったのか、
そのままの席でテイスティングルーム用のワインと軽食のメニューをいただくことができました。
ちなみにレストランは2階にありエレベーターなどはないので、8ヶ月の娘を抱っこしてベビーカーは抱えて階段を上りました。
子供連れで訪れること自体はウェルカムのようです。

<フジマル醸造所テイスティングセット 1000円>
自社醸造ワイン3種(40mlずつ)とひとくちおつまみのセット
をいただきました。

④Farmer’s 北天の雫(山葡萄×リースリーング)
⑤Tabletop 橙色(山形県産デラウェア)
⑥キュベパピーユ柏原デラウェア

ここまで6種類を味わった中で、⑥のみが大阪の島之内フジマル醸造所のワインになります。
大阪の島之内フジマルは清澄白河より2年早く2013年にオープンしています。
関東近辺の農家のぶどうを使った醸造が増えてきて、大阪で醸造できるワインがあと数年でキャパシティを超えそうになり、東京の清澄白河にも新しい醸造所を作ることになった、ホームページに説明がありました。
こちら

現在は大阪に5件、東京に2件のワインショップとワイナリーレストランを藤丸さんが経営しておられるようです。

話は戻りますが…
テイスティングセット3種と一緒に

<モルタデッラハム 550円>
をおつまみにいただきました。

今回は自社醸造のワインのみをいただきましたが、勿論、自社醸造以外のワインも赤白、グラスから提供があります。


レストランを利用した人は1階の醸造所を見学可能ということで、醸造責任者の木水(きみず)晶子さんが案内してくださいました。
ぶどうの房の状態で醸造所に持ち込まれ、8月下旬から10月にかけて圧搾から瓶詰めまでを行います。
現在は山形県、山梨県、茨城県筑波のぶどうを使用しているそうです。
初年度の昨年は17000本、醸造したそうです。
それ以外に2階でいただいた生樽ビールサーバーの分もあります。
ワインボトルの栓はコルクでもなく、スクリューキャップでもなく、王冠だそうです。
なぜなら、スクリューキャップの装置が値段が高いからだそうです。
生産本数がもう少し増えれば、スクリューキャップの装置を導入することも考える、とのことでした。

もともと鉄工所の建物なので、壁が頑丈で天井も高く100平米の広さがあり、あまり手を加えなくても醸造所にリニューアルできたそうです。
右の黄色いケースの中は出荷を待つワイン達です。
レストランで提供したり、ショップで販売するそうです。
木水さんに関して、どのようなご経歴でフジマル醸造所に辿り着いたのか、もっとお聞きしたいことがありましたが、レストラン営業を抜けて案内してくださったので、この辺りで切り上げました。

ホームページにも記載がありましたが、自社畑のぶどうを使用しないワインを作っているのにワイナリーを名乗るのはいかがなものか、という意見もあるそうですが、
耕作放棄地のぶどうを適正価格で購入することにより、ぶどう農家さんが栽培を続けられる、という考え方には共感できる部分があり、街中で醸造するという、このような新しい試みのワイナリーが増えても良いのではないか、と感じました!
[pinomayu]


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