北海道後志地区のワイナリー2


ニセコで一泊をしたwinebuff一行。翌日は、車で1時間少々離れた余市のワイナリー巡りに出かけました。まず最初に訪問したのは、「キャメルファームワイナリー」です。2014年にキャメル珈琲グループの農業法人として設立されたこのワイナリーは、2017年に畑に併設する醸造所が完成し自社畑自社醸造をスタート。「地球にいいことしてる?」をテーマに、自然や環境を大切にし、食を通してみんなの笑顔を繋いでいきたいという想いで事業を展開しているとのこと。早速、お邪魔してみましょう。

ワイナリー併設のワインショップは、木の温もりが感じられる落ち着いた空間になっています。玄関脇やラウンジソファの壁などにこのようなアートが飾られ、小洒落た雰囲気を醸し出しています。

カフェではグラスワインでのテイスティングのほか、コーヒーやケーキセットも提供しています。winebuff達が訪れた際には、既に一組のお客さんが和やかにワインを楽しんでおられました。

ワインセラーには、この様にキャメルファームのワインがずらり。勝手に入って物色OKだったので、じっくりとチェック。ピノ・ノワール、シャルドネ、ケルナー、ブラウフレンキッシュ、レジェントなどの品種のワインが陳列されていました。また、蔵出しやショップ限定のワインなど掘り出し物もありました。

オープンエアのデッキからは、畑が一望できます。天気が良ければここで一休みも考えたのですが、あいにくの雨だったので写真だけ撮影させて頂きました。

畑の栽培面積は、13.5ha。生産本数は、年間約10万本。イタリアの伝統製法や最新技術を導入したワイン造りに取り組んでおり、醸造長もイタリア人のリカルド・コタレッラ氏。世界に誇るピノ・ノワールを作る目標に向け、日夜努力を重ねているそうです。

さて、キャメルファームでブラウンレンキッシュのワインを一本購入したwinebuffは、近隣のワイナリーにやってきました。ここ「モンガク谷ワイナリー」は、東京出身の木原さんが田舎暮らしに憧れ2012年に余市に移住して設立したワイナリー。当初は養豚場を作ろうとしたけれど地元の人と話す中で葡萄畑にすることに。

無農薬・無肥料の葡萄を栽培し、3年で1,500本植樹するも殆どが上手く育たず苦労されたそうです。岩見沢の10Rワイナリーにも協力を仰ぎ、研鑽を重ねて2018年より札幌軟石の蔵を再利用した半地下式醸造所で自家醸造を開始。

まだショップも無くワインを入手することはできませんでしたが、「絶景を眺めながら、自家製の生ハムとワインが楽しめる場所にしたい」との木原さんの夢が実現した際には、再び訪れて見たいと思います。

向かいの倉庫では、スタッフの方が何やら作業をされていました。とてもお忙しそうだったので声がけはせず。丁度、この倉庫の右手に広がる畑が主力のピノ・ノワール。その奥に、ピノグリやシャルドネの畑が広がっています。

「モンガク谷ワイナリー」をチラ見した後向かったのが、ここ「NIKI Hills Winery」。世界に誇れる、世界に通用するワイン造りを目標に2019年7月仁木町にグランドオープンした複合型ワイナリーです。

準限界集落となった仁木町の再生をと、2014年に耕作放棄地を整備して事業を開始。2015年からは仁木・余市町の契約農家の葡萄を使用したワインの醸造を開始。2019年より自社畑で栽培した葡萄による醸造も始まりました。

33haの敷地に醸造所、葡萄畑、ナチュラルガーデン、レストラン、宿泊施設をも整備されており、国内外の観光客を誘致するだけでなく、地元の雇用にも貢献し仁木町を活性化することを目指しているとのこと、素晴らしいですね。

レストランの玄関を潜るとすぐ眺望の開けた空間が出現します。訪問時は生憎の天気で、霧で曇った景色しか見えなかったのですが、天気が良い日ならば感動ものの風景だったと思います。入口すぐ右手には、ワイナリー自慢のワインが様々な受賞のプレートと共に飾られ、訪れる人の目を惹きつけていました。

レストラン前面に広がるウッド・テラスからは、葡萄畑やガーデンが一望出来ます。時間が許せばここで優雅にランチでもと思ったのですが、残念ながら時間の余裕が無く、ワインを入手するので精一杯。いずれ再訪時にワイナリーのワインと北海道産の食材のマリアージュを思う存分楽しみたいですね。

ここでは、現地限定、100%自社畑の2021年産メルローを1本入手。アルコール13%のフルボディです。

ワインダイアリーのテイスティングメモ

「NIKI Hills Winery」を後にして最後にやってきたのが、ここ「ル・レーヴ・ワイナリー」。実は、帰路に車で走っていた際にたまたま見つけました。ワイナリー名の「ル・レーヴ」は、フランス語で「夢」のことですね。ワイン作りの夢が叶った、ということなのでしょうか?ちょっと寄って行きましょう。

小規模ワイナリーながらカフェも併設されており、近隣の自然栽培を行う農家から仕入れた素材を活用した、バター・砂糖不使用のセイボリータルトやケーク・サレなど、ワインが欲しくなるような料理が提供されているとのこと。

食事は無理でもカフェ利用ならとも思ったのですが、残念ながら予約onlyだそうで、やむなく断念。ここは、2015年から自社畑での葡萄栽培を始めた新々のワイナリーなのですが、ピノ・ノワールやピノ・ムニエ、ドルンフェンダー、メルロー、シャルドネ、ピノ・グリ、トラミーナ、ピノ・ブラン等々、様々な品種のワインを作られています。

「旭台」という地名通り、朝日の当たる傾斜地に畑があります。日当たりが良いだけでなく水はけも良く土壌の質も良好。ただ、すぐ背後に山を控えているため、シカやアライグマなどの獣害が大変なのだそうです。興味深いワイナリーだったので1本購入したかったのですが、ショップでの販売も無く、写真を撮っただけで無念の撤退。ここも時間があれば再訪したいワイナリーの一つです。

おまけ:本日のディナーは、ホテル近隣にある「ニセコ高橋牧場 MANDRIANO」のピザです。デザートは、さくらんぼ狩りで採ったさくらんぼ。北海道は、何を食べても美味しく、ワインだけでなく食の楽しみも一杯です。

今回は、北海道南西部の仁木町に再訪させて頂きましたが、前回とは異なるワイナリーを訪れ、また違った魅力を感じることができたと思います。やはり昨今の日本ワインブームがまだまだ続いているようで、新規参入のワイナリーもちらほら。今後もそういった流れで新しいワイナリーが増えてくるのではと思いますし、また数年後に再訪してみたいなと思いました。ワインに限らず、北海道はやはり魅力的な土地なので、これからも注視していきたいですね。

[winebuff]

北海道後志地区のワイナリー1


こんにちは、winebuffです。今回のワイナリー訪問は、北海道です。またかと思った方もいらっしゃるかも知れませんが、前回訪問時よりだいぶ期間が経過し、新しいワイナリーもどんどん出来ている昨今、行かないわけには行きません。どうか、暫くの間、お付き合い下さいませ。さて、北海道ですから移動手段は、やはり飛行機。いつもの様に早朝便に乗って千歳空港に向かいます。

最初にやってきたのは、空港からほど近いJR千歳駅。駅前は文字通り何も無く(失礼な!)結構寂れているのが気になりますが、まずは、徒歩でワイナリーに向かいます。

歩くこと10分弱、見えてきました「千歳ワイナリー」。1988年創業の歴史あるワイナリーで、千歳周辺で収穫したハスカップのワインと小樽余市で収穫したケルナーやピノ・ノワールのワインが有名です。

ここは、山梨の勝沼にある老舗のワイナリー「中央葡萄酒」の北海道における醸造拠点で、当時千歳市が注力していたスイカズラ科の植物で爽やかな酸味が特徴のハスカップを広めるという事と、高品質のピノ・ノワール醸造を目的に作られました。

以前もお邪魔した事があったのですが、その当時と変わらない雰囲気の倉庫がお出迎え。9過ぎに訪れたので既にお店はオープンしているようです。ちなみに、この建物は、かつて穀物倉庫として使われていた札幌軟石製の石蔵を利用しているそうです。

入口を入ってすぐ左手に売店があります。ワインの種類はさほど多くはないのですが、ピノ・ノワール、ケルナー、ハスカップの夫々の品種に数種類ずつのワインがラインナップ。ここも以前の訪問時と同じ作りでした。

売店の奥には、倉庫とワインの貯蔵庫がありました。ハスカップ以外のワインは、全て余市の木村農園の2ヘクタールほどの区画で作られているそうです。自社畑は持たず、契約農家の葡萄を使って栽培。寒すぎて育たない不毛の地と言われていた土地で80年代からピノ・ノワールを栽培し続けていた木村農園との二人三脚はかなりのご苦労があった様子。

前回訪問との違いといえば、この熊の存在でしょうか。後、おすすめスポットのマップなども以前はありませんでした。そういえば、千歳の町も以前はもっと活気があった様な気がするのですが。コロナ禍にもみまわれ厳しい状況なのかもしれません。

さて、気を取り直してやってきたのが、道の駅「ニセコビュープラザ」です。何故ニセコの道の駅なのか?実は、今回の宿泊先が「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」だったからなのですが、この道の駅にニセコのワインが置いてあると聞いて矢も盾もたまらずやってきた次第です。

情報プラザの扉を潜ると、ニセコ産生乳のスイーツやチーズなどの乳製品から焼き立てベーグルや石窯パン、日本酒やワインなどの地酒までニセコの様々なお土産物がずらりと陳列されています。

そのスペースの奥の方にアルコール類が並べられている棚がありました。北海道の地酒の横に北海道産のワインが各種ずらりと鎮座ましましています。地元に因んだワインということで言えば、ニセコ高原の農家が栽培した葡萄を北海道ワイナリーが醸造した「ニセコ高原ワイン」もあるのですが、winebuffのお目当ては、棚の右上に目立つように配置された「ニセコワイナリー」のワインです。

ニセコ町の羊蹄山の麓に広がる自社の葡萄畑で原料の葡萄を栽培し、隣接する醸造所でワインを作っている小規模ながら本格的なワイナリーです。スパークリングワインに特化したラインナップで有機栽培のJAS認定を取得するなどこだわりのワイン作りがとても気になりました。一本購入をと考えていたのですが、価格を見てびっくり。1本11,000円は、予算を大幅にオーバーしていた為、泣く泣く断念。またいつか機会があれば飲んでみたいワインでした。

本日のお宿、「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」に到着。ホテルのすぐ横がリフトの乗り場になっている事からも冬場のスキー客がメインということが分かります。ですので夏のこの日はお客さんも少なめで館内は比較的静かでした。部屋も清潔で広め、温泉もあってとても快適でした。

本日の夕食は、北海道のグルメと言えばこれは外せない、ジンギスカン料理です。ホテルに近い「Loft倶楽部」のカントリー調の店内で、新鮮なラム肉(とても柔らかくて臭みが無い!)をその他野菜と一緒に焼いて頂きました。

本日「千歳ワイナリー」で購入したピノ・ノワールと一緒に・・・と言いたいところなのですが、車で来ていた事もあり、ここではノンアルコール。ワインは、部屋に帰った後におつまみと一緒にゆっくり頂きました。[続く]

ワインダイアリーのテイスティングメモ

北海道 余市ワイナリー巡り


余市のワイナリー巡りは4年前にも一度行ったのですが、
その頃にはなかった新しいワイナリーが誕生しているので再訪問してきました!
11ヶ月の娘を連れての旅だったので、無理せずに宿泊は札幌市内に2泊して中日にレンタカーで余市へ日帰りしました。
余市へは車で約1時間半とわりと近いです、しかも現在は途中の小樽までしか開通していない高速が余市まで延伸工事中なので、ますます訪れやすくなりそうです。

今回訪問したのは
リタファーム&ワイナリー
②ベリーベリーファーム&ワイナリー
③キャメルファーム → 建設中
OcciGabi(オチガビ)
八剣山ワイナリー → 札幌市郊外

です。

①リタファーム&ワイナリー

特筆すべきは、なんといっても、ご夫婦のお人柄の良さとぶどう畑の美しさです!

事前に電話で訪問の日時をお伝えして向かいましたので、菅原ご夫妻がお二人で出迎えてくださいました。
きさくでお話好きな方々で楽しいひとときを過ごせました!
奥様が余市のご出身で、農家は4代目になるそうなので、大きなとまどいはなく余市でのワイナリー経営をスタートできたそうです。
娘さんが3人いらして、どなたかが継いでくださるのを期待されている様子でした。

ぶどう畑は 3ha。
栽培しているぶどうは、シャルドネ、ソービニヨンブラン、メルロー、ピノノワールだそうです。
現在はこの広さをお二人で管理されていて、ホームページでお手伝いしてくださる方を募集しています。(2016年6月現在)
北海道では 3ha をご夫婦二人で管理するのは珍しいことではないようですが…
3ha って、かなり広いです!
( 1ha が100m × 100m )

この写真では美しさが伝わらないのですが…
「わぁ!」と息をのむようなキレイなぶどう畑がなだらかな斜面に広がっていました!
余市はほとんど雨は降らないそうですが、この日は梅雨のようなお天気で雨上がりの訪問でしたが、それでも美しい。
このぶどう畑を眺めながらのランチなどは、さぞ心地よく過ごせるのだろうなぁ、と感じました。

と思っていたら、醸造施設の建物とショップの建物の間に新しい建物を建設中で、
こちらは台所つきの宿泊施設になるそうで、自炊して宿泊できるようになるそうです。

こちらは味のあるショップの建物です。
ちなみに、こちらの2階の窓から眺めるぶどう畑も素敵でした!

ショップの中の様子です。
こちらで主に話をしていたのですが…
あちこちのワイナリーを巡っていますが、なんと初めて勧誘を受けました!
ぶどう作りやワイナリー経営に多少の興味はある我々夫婦
(興味があることと、実際に始めることはまったく違うので、今のところ現実的に始める予定はありません…)
話をしているなかで、お隣の方がぶどう畑を売りに出したがっている、興味があるのであれば是非検討してみてください、と!
醸造施設を持たなくても、委託醸造も可能なので、ぶどう農家としてだけスタートするという方法もある、
最初の7年間は年間200万以上の利益が出なければ、市から年間225万の補助金が出る、
農地にかかる税金もあってないような金額なので心配ない、
北海道は新参者にも優しい土地柄なので、様々な方が手伝ってくれるから安心、
今は小樽までしか通っていない高速が、余市まで延びるので札幌にも出やすくなる、
保育園にもすぐに入園可能なので、子育てもしやすい等々、
一瞬その気になってしまうような具体的なお話をたくさん伺いました!

それから、新しいワイナリーが増えている余市周辺で、ワイナリー街道になりつつある小道があるので、是非見て行ってください、とのことで、ランチの後レンタカーで見学してきました~
ドメーヌタカヒコやドメーヌアツシスズキが並ぶ通りで、カルディが「キャメルファーム」というぶどう畑を管理していて、ワイナリーホテルとレストランを建設中でした。
その様子はのちほど。

長くなりましたので…そろそろ、おいたましてランチに向かいたいと思います。

②ベリーベリーファーム&ワイナリー
こちらにはランチにお邪魔しました。

原材料をすべて自社農園の有機認定作物から作っていて、各種フルーツ系のワインとやまぶどうやナイアガラなどのぶどうのオーガニックワインも生産しています。

レストランにワイン販売コーナーがありました。

ランチはマルゲリータピザとハンバーグをいただきましたが、特にこのピザがチーズたっぷりで美味しくて、今すぐにまた食べたいくらいです。
注文が入ってから生地をこねて焼くので、生地もフワフワでした。

平日の12時過ぎにお邪魔しましたが、ほとんどの席が埋まっていました。
気軽に美味しいランチをいただけるお勧めのお店です。

③キャメルファーム

リタファームの菅原ご夫妻に紹介された、建設中のカルディが経営するキャメルファームのホテルです。
ブルーシートの部分がホテルの建物になるようです。
ブルーシートの奥がぶどう畑なので、きっとホテル部屋のテラスからぶどう畑を眺めることができる素敵なホテルが完成することでしょう!
完成したら是非、泊まってみたいです。
ご夫妻の話によると、もともと 12ha もの広さの畑を72歳の男性がお一人で管理されていて、いつ行っても草が5cm以上生えているのを見たことがないという、すごく手の行き届いた畑だったそうです。
さすが高齢になられたことと後継者もいなかったのでしょう、カルディがその 12ha を買収してぶどう畑にしたそうです。

④OcciGabi(オチガビ)
新潟のカーブドッチの創業者の落希一郎さんが独立し、佐沢雅美さんと一緒に余市に設立したワイナリーです。
OcciGabi のオチは落さんの名前から、ガビは雅美さんの名前から取られたようです。
本当はこちらでランチをいただきたかったのですが、赤ちゃん連れはお断りと電話でビシっと言われました…


ホームページに「日本一美しいワイナリー作りが始まりました」と謳っている通り、キレイな絵になるワイナリーです。

しかし…
赤ちゃん連れの我々夫婦にとってはビックリするようなことが入り口に書いてありました。
「小学生以下のお子様の入室お断り」
あとで確認したところ、ホームページの一番下にも書いてありました。
「大人の静かな空間作りを目指しているので、申し訳ございませんが、小学生以下のお子様のご入場は遠慮願います。」
仕方なく、娘を車で遊ばせながら、夫と妻は別々に中を見学いたしました、とさ。
コンセプトは勿論、理解はできるものの、なにか釈然としない気持ちが残りました。

「余市町が日本一のワインの町になる日」
と題して余市へのワイナリー誘致の大きな看板が中にありました!
我々もリタファームで勧誘されましたし、どうやら余市は町をあげて、ぶどう畑や新ワイナリーのオーナーを募集しているようです。
どこかに余市も「ナパ」のようになる日が来るかも、と書いてありました。
そんな日が来るかも、と思うと楽しみです!

さて、平日のお昼過ぎの時間帯は広々としたレストランにお客様はおらず、シェフの方も外で煙草を吸っておられました。
特に迷惑をかける他のお客様もいらっしゃらないのであれば、赤ちゃん連れでも食事させてくれても良いのに…と、またここで思ってしまいました。
オチガビに関しては、少しスノッブな印象が残ってしまいました。。。

⑤八剣山ワイナリー


余市から札幌へレンタカーで戻る途中に立ち寄りました。
6.5ha のワイナリー敷地の裏手に雄美な姿の八剣山がそびえ立つ土地にあります。
春にはヤマザクラが咲き、6月末~7月にはホタルが飛び交うそうです。

カベルネフランやツバイゲルトレーべなど欧州系を中心に約20種類の品種を栽培しています。

店内の様子です。
ワインの他にお土産品も販売しており、ジャムを購入しました。
2階に上がれるのですが、テラスから眺める八剣山がこれがまた迫力があって素敵でした。

北海道開発局と連携してダムの作業用トンネルの中でワインを貯蔵・熟成させるという面白い取り組みをされていました。
内部温度が7.8度、夏場でも13度と一定で湿度も85%前後で普段は真っ暗で光はなしと、ワインの保管場所に適しており、最長5年間貯蔵して味の変化を確かめるそうです。
平成27年4月28日から始めた取り組みで、ワイナリーを訪問した28年6月時点で、トンネル内に1年保存した「K-Rouge♯2 2014」を販売していたので一本購入してきました!
一本だけでは味の違いは分かりませんが…まぁ、話のネタに。

我々夫婦、子持ちになっても懲りずにワイナリー巡りを続けており、今回も新しい発見がある充実した旅となりました!
余市にはまた数年後に訪れることになりそうな気がしています。

[pinomayu]

函館ワイナリー巡り2日目


大沼プリンスホテルに宿泊した翌朝、部屋から、なだらかで優美な形の駒ケ岳を眺めることができました!

1泊2日の2日目は大沼から富岡ワイナリーを目指しました。
レンタカーで2時間ほどで、函館から北西方面にあります。

◆ワイナリー巡り③富岡ワイナリー◆


乙部町の少雨・温暖な気候を生かしてシャルドネ、メルロー、セイベル赤・白、リースリング、山ぶどうなど10種類、約1万5千本を栽培している。

7月上旬の北海道のぶどうは、まだこのようなツブツブの状態でした。
これから夏の陽射しを浴びて成長するのでしょう。


垣根式栽培と棚式栽培、どちらもありました。
品種によって使い分けているのでしょうか?
特に見学の予約はしていませんでしたが、車が止まっていて、遠くで農機具の音がしていたので、どなたかが作業されている様子でした。

◆ラッキーピエロ
ワイナリー見学後、函館空港周辺まで戻り、一度は話のネタに食べてみようということで、ランチにご当地バーガー全国No.1に選ばれた「ラッキーピエロ」で食事しました。

ラッキーピエロ戸倉店「ハンバーガー歴史館」です。
函館市内に16店舗あり、それぞれが「アールデコ館」「アンリルソーの熱帯楽園」など、店内インテリアがテーマに合わせて違っています。

いただいたのは「焼きカレー」「オリジナルラキポテ」「チャイニーズチキンバーガー」です。
メニューの種類もたくさんあって、子供からお年寄りまで多くのお客様で賑わっていました。
美味しくいただきました。

◆函館牛乳あいす118

函館空港から車で10分ほどの場所に牧場があるのをご存知ですか?
飛行機の出発時間まで、あと少し時間がある時に立ち寄るのにちょうど良いです。

茶や白黒、いろいろな色や柄の牛さん達がいますが、やはりこの白地に黒ぶち模様が牛っぽくてキレイです。

こちらの牧場では、えさやり体験ができます。
牛は胃が4つもあるそうで…すぐに消化されるのでしょうか?
10分前まではえさに見向きもしなかった牛さん達が、パクパクとえさを食べはじめました!

もっと、えさくれ!モーモー!(笑)
牛乳のソフトクリームをいただいて、牧場をあとにしました。

◆トラピスチヌ修道院

さて、まだ少し時間の余裕がありましたので、こちらも空港から車で10分くらいの場所にある「トラピスチヌ修道院」に立ち寄りました。
日本初の女子観想修道院として1898年(明治31年)に創立され、建物の中では現在も70名ほどの修道女の方々が自給自足の生活をされているそうです。
前庭部分だけが一般開放されています。
煉瓦の外壁、半円アーチの窓などゴシックとロマネスクの混在するデザインの建物となっています。

入り口に立つ、聖ミカエル像です。
悪魔に剣をつき立てようとして場面だそうです。
売店があり、クッキーや手作りのロザリオや雑貨などを販売しています。
少し、厳かな気持ちになって函館の地をあとにした旅でした。。。
[pinomayu]

函館ワイナリー巡り1日目


7月上旬に1泊2日で函館の観光とワイナリー巡りをしました。
まず1日目を紹介いたします。
ワイナリーは
①農楽蔵(のらくら)
②はこだてワイン
③富岡ワイナリー
の3ヶ所を訪れました。

◆函館朝市
函館の街について、すぐに駅前の朝市でランチをとりました。

欲張りな私達は海の幸の丼ぶりも塩ラーメンも、どちらも食べたかったので、両方注文できるフードコートで食事しました!

帆立、サーモン、いくら丼。
うに、いくら、蟹丼。
塩ラーメンは2人で半分ずづ、いただいて大満足。

次は市電に乗って、元町方面に向かいます。
函館の市電は床が板張りでかなりレトロな内装、味があります。
この市電は函館のお菓子メーカーSNAFFLESの広告が載っていますが、SNAFFLESのチーズケーキをお土産に買いましたが、濃厚で美味しかったです。

◆ワイナリー巡り①農楽蔵◆

佐々木ご夫妻がお二人でワイン作りすべてを担当する「街なかワイナリー」。
ハリストス正教会にもほど近い函館市内元町にこちらの建物があります。
1階が醸造施設、2階が直売所になっていますが、お二人で経営している為、直売所がいつも開いているわけではありません。

このようなワインのリリース予定についての説明看板がありました。
自社畑は北斗市に3hあり、ぶどうと野菜を育てていて、ぶどうはほぼシャルドネとのこと。
道南は降雨量が少なく日照時間が長い、また冷涼で低い湿度の為、ぶどう生育には向いている地だそう。

かわいらしい看板のデザイン。
ワインボトルのデザインは佐々木さん妻のお姉さまで童話作家の千葉さんが担当されているそう。

直売所は開いていなかった為、函館市内の「越前屋」という酒屋に行って余市産ケルナー種から作られている「ノラポンブラン」を予約注文してきました!ちなみに、ノラポンルージュはすでに予約だけで完売していました。
入荷後に電話連絡して、東京まで配送してくださるそうです。
ちなみに「越前屋」は北海道のワインだけではなく、日本各地のレアなワインも取り扱っているので一見の価値ありです。

◆カトリック元町教会

農楽蔵ワイナリーの写真撮影後、元町近辺を少し散策。
pinomayuの出身大学の母体となる「カトリック元町教会」がありました!
忘れていました、函館に教会があることを。。。
この巡り合わせに感謝をしつつ、中でお祈りしてきました。

◆ワイナリー巡り②はこだてワイン◆
路面電車で駅方面に戻り、レンタカーを借りて、大沼方面へ向かいます。

函館から大沼へ向かう国道沿いに、はこだてワインの本社建物とショップがあります。
1865年頃より函館と七飯(ななえ)町周辺で西洋式農業の導入が始まり、明治初期にワイン用ぶどう栽培が試みられた。
昭和4年に駒ケ岳大噴火後、付近で山ぶどうが勢い良く芽吹き、駒ケ岳山麓にぶどう果樹園が設置されたのが、始まりのよう。

ぶどう作りの歴史が古いだけあって、1976年のワインボトルが展示されていました。

隣には醸造施設の建物がありました。
現在は余市町のはこだてワイン契約農園のぶどうを使っているそうです。

北海道100シリーズは6品種のぶどうから生産されていて、ピノノワール・ケルナー・ミュラートゥルガウ・ドルンフェルダー・セイベル・ツヴァイゲルトレーベ種が販売されていました。

レンタカーだったので、ワインのテイスティングはしませんでしたが、こちらのドレッシングをテイスティングして美味しかったのでお土産に購入しました。

そして、ホテルでの晩酌用にこちらの「GARTNELLツヴァイゲルトレーベ」¥2.800も購入。
GARTNELLとは、はこだてワインの最高品質を追求したシリーズで七飯町に西洋農法を伝授し、日本で初めて西洋リンゴや洋ナシの栽培を行った人物だそうです。
余市産のツヴァイゲルトレーベを使用したワインで、上手にまとまっており、最後まで美味しくいただきました!

◆大沼

夕方、大沼を散策しました。
曇り空だったので、やさしい夕焼けと駒ケ岳のシルエットを眺めながら、点々とする小さな島々を橋を渡りながら散策するのは楽しかったです。
◆沼の家

大沼のほとりに「沼の家」という名物の団子を販売しているお店があり、黒ゴマとみたらしの団子を夕食後のデザートに買いました~
名物なだけあって、なかなかのお味。
私は本来はみたらし大好き人間なのですが、この黒ゴマがなんだか、とっても病み付きになる味でした。

◆大沼プリンスホテル
夜は大沼プリンスホテルに宿泊しました。
なんと、宿泊代が7月上旬の平日で、17時のレイトチェックインで素泊まり一人2.900円!
お部屋でゆっくり購入してきたワインをのみたい私達は食事も函館市内で調達してきましたので、入湯税を入れても二人で一泊6.200円という破格の宿泊代でした!
部屋からは全室、美しい大沼や駒ケ岳を眺めることができて、温泉もなかなか快適、お勧めのお宿です。
ホテル周辺の緑もキレイで爽やかな森林の香りがしていたので、時間があれば、ホテル周辺もゆっくり散策したかったです。
[pinomayu]


ブログTOPへ