オーストラリアのワイン事情 – Hunter Valley編その2


winebuff達は、シドニーでは、キッチン付きのアパートに宿泊していました。何故かというと小さい子供を連れていたからで、夜の外食も難しいだろうとソファーやダイニングテーブルもある中心地のアパートメントを選択したのですが、結果的には大正解。

ディナーはおろかランチすら難しい状況で、殆どスーパーやコンビニ、一部テイクアウトで食材を調達するという体たらく。本当は、たまにはお洒落なランチやディナーをと我々夫婦は考えていたのですが、子供様の強力なイヤイヤ攻撃に屈してしまい、シドニーでは一度もまともに外食出来ず・・・。とほほ。

でもここハンターバレーの宿泊は、普通のホテルでキッチンも何もありません。イヤイヤ攻撃を封じ込め、今度こそまともな外食をとやってきたのがここRoche Estateです。

ここは、レストランだけでなく、いくつかのワイナリーのセラードアも併設されています。レストランは、日本食と地中海料理の2つのレストランがあり、私達は、地中海料理のGoldfishに行きました。

Goldfish
Corner of Broke & McDonald Roads Hunter Valley

美味しそうなピザ(実際、美味しかった)にサーモン(さすが本場のサーモンは違う)。久しぶりの外食で気分も上がります。fishと店名にありますが、魚以外に肉やチーズ等のメニューもあり、結構間口が広いお店です。

そして日本が誇る巻き寿司、あれっ。なぜ地中海料理にお寿司が?

実は、子供が食べるものが無いといけないと思い、隣の日本食レストランでテイクアウトした寿司を勝手に持ち込みました。結局、お店の人に見つかり、注意されてしまったのですが、小さい子のためという理由で許してもらいました。スミマセン・・・。

ワインは、お隣にセラードアがあるTempus Twoのシラーを頼みました。

ワインダイアリーのテイスティングメモ

ちょっと厳しい事を書いてしまったのですが、それでも美味しい食事と共にワインを楽しむのは至福のひと時。残したワインは、栓を貰って部屋に持ち帰りました。

その3に続く・・・。

[winebuff]

オーストラリアのワイン事情 – Hunter Valley編その1


シドニーからはるばるハンターバレーへとやって来たwinebuff御一行。ここは、シドニーの北部、約160kmに位置する、シドニー市民の週末リゾートでもあります。車で約3時間のお手軽ショートトリップ、のはずだったのですが、これがなぜか一苦労。まず、レンタカーを借りるところから一悶着あり、オーダーしていたはずのチャイルドシードが用意されていないトラブルが発生。winebuffのへっぽこ英語も悪いのですが、係の人と意思疎通に時間が掛かり、ここで小一時間浪費。

何とか車に乗り、気を取り直して出発したのですが、今度は、高速道路が工事中で一部不通。仕方がないので下道を迂回して行ったのですが、これがまた日本と勝手が違って走りにくい。日本ならどこでもありそうなサービスエリアも高速にあまりなく、昼過ぎについて優雅にランチの予定が、途中のマックでハンバーガーをかぶりつき、ようやくハンターバレーに着いたのが4時前。

これは、やばい。大抵のセラードアは5時で閉まってしまうではないか。下調べは一応してきたものの、その情報だけでは心もとない。こういう時は、よく知ってる人に聞くのが一番。という事で、ビジターセンターにて途中下車。

Hunter Valley Visitor Information Centre
455 Wine Country Dr, Pokolbin NSW 2320

結構新しい、クールな建物ですな。どこの国のワイナリー地区も同じなのですが、ワインで潤っているところは、街も小綺麗で人も親切です。このセンターでもオージーのお兄さんに、マップを見ながら色々教えてもらいました。

「グレイトなワイナリーを紹介しろだって?」
「なら、こことここのワイナリーは外せないな。」
「幸運を祈る。良い航海を!」

一部脚色しておりますが、ざっとこんな感じのやりとりがあり、ワイナリーマップを頂いてセンターを後にしました。

元々、今回のワイナリートリップは、子連れで大変だから現地ツアーにしようと奥さんと話をしていました。実際、事前にここだ、という電車の1泊2日ツアーを見つけて予約をしようとしたのですが、予約した瞬間からキャンセル料100%という条件もあり、直前でも良いかと言って放置していました。出発の10日程前になって、そろそろ予約しようかとwebにて手続きを始めたのですが、なんとまさかの満席御礼!

「ええっ〜、そんなあ。」と呻いても後の祭り。エージェントに散々粘って交渉したものの結局NG。ならば伝家の宝刀、レンタカーじゃ、といつも海外でお世話になっているハーツで車を予約したり、オーストラリアの車事情を研究したりと、ただでさえバタバタする旅行前に仕事の締めも重なって究極に錯綜、迷走しておりました、はい。

まあ、お恥ずかしい内部事情はさておき、やっとの事で本日宿泊するメルキュールに到着。


ここは、車で部屋の前まで直接乗り付けられるモーテルのようなところなのですが、設備もしっかりしており部屋も広く快適。お値段もシドニーと比較するとリーズナブルです。しかし、ここの最大の魅力は、お値段などではなく、何と言ってもハンターバレーの中心に位置することで、歩いていける距離にセラードア(しかも有名な)が何件もあり、観光名所のハンターバレーガーデンや各種ショップ等にも歩いていけます。奥さんや子供を放置して、ワインの試飲と称して呑んだくれていても大丈夫です。

さあ、まずどこから行くかな。

ホテルから歩いていけるワイナリーの中で外せないのは、やはり「マクギガン」と「ブロークンウッド」。しかし本日は、時間が押していた事もあり二つは無理です。どちらを選ぶかちょっと迷いましたが、迷わずブロークンウッドへ(おいおい)。

Brokenwood Wines
401-427 McDonalds Rd, Pokolbin NSW 2320

1970年に設立されたここハンターバレーでも有数のワイナリー、ブロークンウッドは、最初、クリケット場として予定された土地に葡萄を植えて始められたそうです。今回訪問した際には、ピッカピッカの新しいセラードアが稼働し始めており、とても快適な空間でワインを試飲させて頂きました。

ワインテイスティングには2種類あり、スタンダードなワインを飲ませてくれるものとプレミアムなワインも試飲させてくれるものがあり、winebuffは迷わず後者を選択。テイスティングの後、ワインを購入すればその分値引きしてくれるという事ですから、最初から買う気満々の私には、何の不都合もありません。

このハンターバレーは、赤のシラーと白のドライセミヨンが有名とのこと。ただし、ここは冷涼な気候らしく、バロッサ等の濃厚なシラーではなく、どちらかと言うと繊細なピノの様な味わいでした。価格もプレミアムと言いながら、日本円で1万円台まで。5万も6万もする他の地域に比べると控えめです。

正直、シラーよりもむしろ、ドライセミヨンの方がこの地では有名でしょう。普通、セミヨンと言えば甘い品種のイメージがありますが、ここではドライの100%セミヨンがあります。アルコール度数は、10〜11度と軽いのですが、複雑な味わいで個性的です。スッキリごくごく飲むタイプではないのですが、しっかり味わって飲むタイプでもなく、あえて言うとその中間でしょうか。最近、世界市場を念頭に置たワイン作りが盛んで、その分昔の様な個性が無くなってきている感じがするのですが、このドライセミヨンは久しぶりに飲んだ個性派ワインでした。

そうそう、白ワインでは、近年シャルドネの栽培も盛んだそうです。シャルドネは、世界共通というか、世界で一番ポピュラーな品種と言っても過言ではありません。すっきりごくごく、夏の暑い日に喉を潤すには最適なワインでしょう。でもその分個性には欠けます。いつどこで飲んでもシャルドネはシャルドネ。良くも悪くも安定の品質でした。

ブティックワイナリーが多いハンターバレーですが、このブロークンウッドは、その中でも手広くワイン作っており、この地域以外にも畑を持っています。今回の試飲でもハンターバレーシラーだけでなく、キャンベラやマクラーレンヴェイルのシラーも比較試飲させて頂きました。

やはり、ハンターバレーシラーは、いわゆる流行りのワインの味ではありませんでした。繊細さや複雑さなどが特徴で、濃甘ワインを期待されている諸氏には、多分口に合わないのではと思いました。でも一口飲めば、このワインがどれだけ手をかけて真摯に作られているか分かります。流行りに流されず、自分達の理想のワインを作り出そうと努力されているこの素晴らしいワインを、機会があればぜひ飲んで見て欲しいと思いました。

係の人に色々話を聞きながら飲んだいたら、あっという間に5時の閉店時間。今日は、出鼻を挫かれて残念でしたが、明日は、本格的にワイナリーを巡ろうと思います。おっと、その前にようやくオーストラリア初ディナーにありつけたの話もあるのですが、それはまた次回に。

[winebuff]

オーストラリアのワイン事情 – シドニー編


お久しぶりのwinebuffです。

今回は、オーストラリアのワイン事情と題してお送りしたいと思います。

オーストラリアワインは、日本でもメジャーですよね。コンビニやスーパーに置いてあるカンガルーラベルのワイン、「イエローテイル」を見た事ある人も多いと思います。あれもオーストラリアワインなんですよね。それ以外にもペンフォールズやジェイコブス・クリーク、デ・ボルトリ(DB)なんかも良く目にします。

実は、オーストラリアは、イタリア、フランス、スペイン、アメリカに次いで生産量が世界第5位のワイン大国なんです!でもオーストラリアの人口は、2400万人台。オーストラリア人は、どれだけワインを飲んでいるんだろうと思ったのですが、ワインの約6割は、輸出とのこと。近年では、アメリカ以外に中国への輸出も増えているようです。

winebuffは、普段は、フランス、イタリア、スペイン、アメリカのワインを飲むことが多いのですが、近年成長目覚ましいオーストラリアワインも、もはや無視出来ません。早速、シドニーでオージーワインの調査(というか飲んだだけ?)を行なって参りました!

ワイン大国なんだから、日本の様にコンビニやスーパー、土産物屋に山ほど置いてあるだろうと、たかをくくっていたのですが・・・、ありません。

シドニーのセントラル・ビジネス・ディストリクトに宿を取り、ビジネスマンが行き交う街中を散策したのですが、全然ありません。少し歩いて、ショッピングセンターのあるストリートに行きましたが、やはりありません・・・。

少々焦り始めたところ、ようやく小さなショップを見つけました。ボトルショップと看板にありましたが、どうやらこの種のお店が町のあちこちにあるようです。小さい酒屋という意味で、因みに、もう少し規模の大きい店は、リカーショップと呼ばれています。


Bottle Shop
Address: 5-7 Park St, Sydney NSW 2000
 
 
本当に狭いお店で、お客さんが何人か入ると、もう混雑状態。立地も良いため盛況なようで、次々にワインが売れていきます。winebuffも負けじと50豪ドル程度のカベルネを購入。その夜、ホテルの部屋でテイスティングしました。テイスティング結果については、別途ワインダイアリーにアップします。

お店自体は、カジュアルな雰囲気で、10ドル台のワインが多く、高くとも50ドル台まで。あまり高級ワインは無く、種類も少なめでした。デイリーワインを気軽に購入するような感じです。

翌日は、また別の地域にあるワインショップに行きました。ここは、先日のボトルショップよりは規模が大きいのですが、外見があまりにシンプル。というか、ほとんど倉庫の様な雰囲気。winebuffが恐る恐る中に入ったところ・・・、誰も居ません。これは、やはりバックヤードの倉庫かなと思い始めたところ、ようやく店員さんが現れました。と言っても、接客やセールスをするでもなく、じっとレジで気配を消して立ってるだけです。


Vintage Blue Wine
Address: 414-418 Kent St, Sydney NSW 2000
 
 
気にしたら負け、という座右の銘?を実践して、色々と物色していきます。ここは、前日のボトルショップより種類も豊富で、ワインloverが喜びそうです。でもやはりメインは、10、20ドル台のワインで、50ドルを超えるような高級ワインは、マイナーな存在です。もちろんオーストラリアが主流ですが、それ以外にフランス産もある程度ありました。結局、ここでも50ドル台のシラーズを購入。思ったよりもコンディションが良く、ワイン自体もレアものでとても満足しました。

そのまた翌日、今度は、更に本格的なワインショップを訪ねました。その名も、オーストラリアン・ワイン・センター。約1400種類ものワインを取り扱い、ソムリエも常駐しているシドニーを代表するショップです。


Australian Wine Centre
Address: 42 Pitt St, Sydney NSW 2000
 
 
名前と違い、オージーオンリーではなく、ニュージーやフランスのワインも置いていますが、オージー産は、産地毎に豊富なラインナップ。これは、目移りして困ります。winebuffは、執事のようなダンディなソムリエさんにリコメンドして貰い、ヤラバレーのピノを60ドル台で購入。これもピノらしさと個性を併せ持った良いワインでした。ここでは、オーストラリアを代表する銘酒、ペンフォールズのグランジ等の高級ワインも鎮座ましましておりました。お土産用ワインを買うならここが一番かも知れません。

シドニーにて1晩に1本ずつ、それぞれ違うお店でオージーワインを買って飲みましたが、価格やコンディション含め、中々レベルが高いなと感じました。(接客は、それほどでもないけど。)結論としては、もっとこの国のワインを知りたい、と思いました!それならば、やはりワイン作りの現場に行かねば。

ということで、次回は、シドニーから車で3時間のハンターバレーより、オーストラリアワインの今をレポートします。お楽しみに。

[winebuff]

パリ、モンマルトルのぶどう収穫祭


パリの街中にぶどう畑があるのをご存知ですか?!
モンマルトルの丘のサクレクール寺院の北側、ラパンアジル Lapin Agile(有名なシャンソニエ)のはす向かい、サン・ヴァンサン通り(Rue Saint Vincent)とソール通り(Rue des Saules)に囲まれる区域にあります。

ラパンアジルの外観


ぶどう畑の名前はクロモンマルトル Clos Montmartre です。
パリ産ワイン、ルクロモンマルトル Le Clos Montmartre が年間1000本ほど生産されているそうです。


丘の斜面にあります。

普段は門が閉まっていてぶどう畑には入れません。
お祭りの時期だけ予約制で中を見学できるようです。

毎年10月の第2週目に『モンマルトル、ワイン収穫祭』(Fetes de vendages de Monmartre)が開催されていて、2017年は10月11日(水)~15日(日)にありました。

ちょうど、この時期にパリを訪れる機会がありましたので、行ってみました!
平日のお昼前に行ってみたのですが…
どうやら収穫祭のメインイベントである、中世の衣装を着た地元の方々のパレードは土曜日の午後の開催、100軒以上あった屋台の営業と花火の打ち上げは夕方以降の行われるようで、お祭り気分は味わえなかったのですが…
20数年ぶりにモンマルトルの観光を楽しんできました!


1889年に建てられたサクレクール寺院。
多くの観光客で賑わっていました。

パリの街を一望できるモンマルトルの丘はパリ市内の観光名所の位置関係を確認することができるので、パリ初心者の方にはお勧めです!
右下の白い三角屋根が屋台の一部です。

坂道や小道の多いモンマルトル界隈を30~40分で一周するミニトレイン。

路上パフォーマンスもあちらこちらで行われており、この演奏者達は “STAND BY ME” を演奏中で注目を浴びていました。

これ、石像ではなく、人です!!
眉ひとつ動かさないプロフェッショナルな仕事ぶりに感心して、小銭を置いてきました。

ノルヴァン通り(Rue Norvins)の壁抜け男。
こちらはさすがに石像です。。。

モンマルトル観光は丘の下、サクレクール寺院の南側のアンヴェール駅(Anvers)やピガール駅(Pigalle)、アベス駅(Abesses)から散策を始めるのが一般的なようですが、
今回はぶどう畑を目指して行ったので、丘の上、北側のラマルクコランクール駅(Lamarck Caulaincourt )から出発したところ、駅もすいていたので、お勧めいたします!!

[pinomayu]

さぬきワイナリーと小豆島と瀬戸内国際芸術祭


10月の終わりに高松空港を基点に1泊2日で、さぬきワイナリーと小豆島を観光してきました!

◆さぬきワイナリー◆
香川県大串半島の瀬戸内海を見渡す丘の上にさぬきワイナリーは位置しています。
海の向こう左手には今回合わせて旅した小豆島を眺めることができます。

左の建物が工場、右の建物はショップになっていました。

工場の建物ですが、恐らく台風の影響でしょうか?屋根が一部飛んでしまっていました。。。
中にワイナリー見学ルートがあり、製造工程を確認できます。

1988年、四国では初めてのワイン工場としてスタート。
ぶどうは香川県内の契約農家さんが栽培したものを使っているそうです。

こちらがショップと店内の様子です。
物産センターになっており、お土産や地元の名産品が揃っています。

こちらのフラッグシップワインである「さぬきRED」は山ぶどうを原種としていて、さぬき地方で独自に研究開発された「香大農R-1」というぶどう品種を使用していて、渋みが少なく香り高いのが特徴だそうです。
アントシアニンやフラボノールなどのポリフェノールがバランスよく含まれています。
美容に欠かせない女性に人気のポリフェノール、毎日でも飲めるようにワインの他にノンアルコールワイン、100%ジュースも販売されています。

◆小豆島観光◆

高松空港からレンタカーを借りて、レンタカーに乗ったまま小豆島へ向かう船に乗船しました~

◆銚子渓お猿の国

なにしろ1歳3ヶ月の娘を連れての旅なので、娘の喜びそうなスポットも観光しました。。。

どんな場所なのかあまり想像していないまま向かったのですが…
入り口からじゃり道を登っていくと、野放しの猿達が目に入ってきてビックリしました!
なんと、500匹の猿が放し飼いされているそうです。
のんびりと毛つくろいする姿も可愛らしかったです。

フェンス越しに猿にえさやりするコーナーがあるのですが、何匹もの猿が、ものすごい勢いでえさにとびついてくるので、こちらも大迫力でした!
娘もびっくり喜んで両手をあげています^^;

◆寒霞渓(かんかけい)


小豆島はそんなに大きな島ではないのですが、1400年万年前の火山活動によって誕生した島なので、標高の高低差がわりとあって、島の中央に位置するこちらの寒霞渓は標高777mあり、上着がもう一枚必要なくらい涼しく感じました。
紅葉の季節にはさらに素晴らしい眺めを鑑賞できるようです。

◆リゾートホテルオリビアン小豆島

今回の宿泊はオリビアンのウェルカムベビーの部屋を取りました。
娘がおでんば盛りなので、琉球畳で広々としたお部屋はとても助かります。
お部屋にベビーグッズもひと通り貸していただけて、ロビーにキッズスペースがありジャングルジムやおもちゃも用意されています。

お部屋はオーシャンビューで、瀬戸内海のゆったりとした景色を楽しめました!

◆道の駅小豆島オリーブ公園

翌日は小豆島の名産品のひとつであるオリーブの公園を散策しました。
明治41年にアメリカから輸入された苗木から、オリーブ栽培がこの地からスタートしたそうです。
オリーブ発祥の地碑があります。
当時の農商務省が三重、鹿児島、香川の三県でオリーブ栽培の試作を行ったところ、小豆島だけ順調に育ったそうです。

こちらはギリシャ風車です。
姉妹提携を結ぶギリシャ・ミロス島との友好の証として建設されたそうです。

イサムノグチの遊具彫刻のある公園があり、娘を遊ばせることができました。
イサムノグチがアトリエを構えていた香川県高松市にはイサムノグチ庭園美術館があり、こちらもいつか訪れたい場所のひとつです。

◆瀬戸内国際芸術祭
さて、この時期に小豆島を旅先に選んだ理由の一つは瀬戸内国際芸術祭の開催期間中だったからです!
2016年は瀬戸内海の12の島で、春(3月20日~4月17日)夏(7月18日~9月4日)秋(10月8日~11月6日)の期間に開催していました。
小豆島も12の地域で3度目の芸術祭が実施されていて、ゆっくり鑑賞して周りたかったのですが、時間の都合や幼い娘を連れての旅だったこともあり、フェリー乗り場近辺の土庄港(とのしょうこう)と土庄本町(とのしょうほんまち)のアートを数箇所、鑑賞しました☆

つぎつぎぎんつぎ(岸本真之)
百十四銀行の入り口のショーウィンドウに展示されています。

大岩島2(大岩オスカール)
娘の後姿が小さく写っているので大きさが分かるかと思いますが、大きなテントの室内に黒いペン?で小屋や景色が描かれています。
制作に何日かかったのでしょうか?

迷路のまち~変幻自在の路地空間~土庄郵便局舎アートプロジェクト
郵便局の外壁にタイルが飾り付けてありました。

太陽の贈り物(チェ・ジョンファ)
フェリーターミナルの正面に展示されている小豆島の顔となる作品です☆

小豆島はなにしろのんびりとした島なので、またいつか時間をゆっくり使える時が来たら(もっと年を取ってからかな?)ゆっくりと滞在して堪能したい島です!

[pinomayu]


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