ワインダイニング食堂ステラ 代官山


pinomayu が2003年にソムリエの資格を取る為に通った、恵比寿のポケットワインスクールの和田健二先生が、2016年1月に代官山に新しくレストランをオープンしたので、ランチに行ってきました!
(ワインスクールは場所が移転して継続中です)

『ワインダイニング食堂ステラ』

場所は代官山駅から徒歩30秒?!、JR恵比寿駅から散歩がてら歩いても10分程という好立地にあります。
カウンター5席、テーブル8席とこじんまりとしたお店ですが、先生がお一人で切り盛りするには広いくらいだそうです。

他のお客様のいない隙を狙って撮影したので空いていますが…
GWなこともあり、子連れの家族やご夫婦、カップルと幅広い客層の方々が途切れなく来店されていました。
2月3月はガラガラでどうしようかと思ったけど、最近はリピーターのお客様も増えてきているとのことです!

今回注文したメニューは
ワンプレートランチの
鳥もも肉のフリカッセ、キヌア入りマッシュポテト添え 1000円
鶏肉は柔らかく、ホワイトクリームは濃厚、スーパーフードのキヌア付きです。
始めクスクスかなぁ、と思ったのですが、キヌアでした。

ローストビーフ 1000円(限定5食)
12時間つけたローストビーフだそうです。
他にも
定番パスタメニュー
サラダランチ
牛すじの煮込みカレー
と、どのメニューも800〜1000円とお店の名前通り、食堂のように気軽にいただけるものばかりです。
味付けもしっかりめで美味しく、お酒が進みます!
ランチにもグラスワインの用意がスパークリング1種、白5種、赤8種あったので、その中から今回は3種類いただきました。

Chateau de Maligny Chablis 2014
FANTINI FARNESE Montepulciano D’abruzzo
SEAGLASS Santa Barbara County PINOT NOIR 2013

①と②は本日のグラスワインということで300円。
③が1000円でした。

ディナーのワインは今月(2016年5月)は『カリフォルニア・バイ・ザ・グラス』と称してグラスワインテイスティングセットの用意があったり、
ボトルワインは2000円代〜12000円代までフランス中心にイタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、日本と幅広く揃えてあります。

そうそう店内を見学していたら、見覚えのあるワインショップのお名刺が並んでいました。
Cellier de L’ourson (セリエ・デ・ルルソン)
我が家の近所の winebuff が常連のワインショップでした!
オーナーの伊東直寿さんも和田健二先生のワインスクールの生徒さんだったようで、そのご縁で名刺を置かせていただいているようです。
Cellier de L’ourson についても以前にブログで紹介しています。
ブログはこちら

気軽にワインと食事を楽しめるレストランが代官山に誕生しました!
是非、お立ち寄りください。

[pinomayu]

清澄白河フジマル醸造所


昨年(2015年6月)オープンした、レストラン併設の都市型ワイナリー、清澄白河フジマル醸造所にランチに行きました!
オープンしてしばらくの間は多くのワイン雑誌や媒体に取り上げられているのを見ました。


清澄白河駅から歩くこと5分ほど、深川飯を販売する古くからの商店街を通り抜けて、住宅街の通りにひっそりと建物があります。
もとは鉄工所の建物だそうで、1階がワイン醸造所、2階がレストラン、3階には今も大家さんが住んでいるそうです。

階段で2階へ上がり、扉の前までは静かな住宅街の雰囲気なのですが、扉を開けた途端ワイワイガヤガヤとした活気ある世界が飛び込んできます!
ちなみに一週間前に予約をしておいて正解でした。
週末のランチにお邪魔しましたが満席で、あきらめて帰る方もおられました。

厨房の前に6席のカウンター席、手前にテーブル席、厨房のさらに奥にテイスティングルームがあります。

早速、自社醸造のワインをいただきます!
左から
①白:山形県産デラウェア
②赤:山梨県産マスカットベーリーA
③Farmer’s 富士の夢2015(茨城県産富士の夢)
です。
①と②はなんと生樽ビールサーバーから提供されるそうで、ワインボトルはありません。

あとでテイスティングルームを偵察に行くと、ありました、こちらのサーバーで提供されているのでしょう。
③はボトル詰めで、茨城県の筑波の辺りでぶどうが栽培されているそうです。

次はお料理の紹介です。
ワインがビールサーバーで提供されるカジュアルなのものに比べてお料理は繊細、少量でなんだか本格的です!
ランチメニューは特になく、ディナーメニューと共有なので、気軽にランチとはいきませんが。。。

<季節の野菜サラダ 1400円>
千葉県八街市エコファームアサノの根菜、花彩。
バルサミコと野菜の甘みが効いたドレッシング。
テーブルに運ばれてきた時に、思わず「キレイ。」と声が出ました、彩りの美しい春らしい一品です。

<柔らかい豚タンのソテー 1650円>
豚タンを80℃でじっくりと長時間低音調理。
ホワイトバルサミコのゼリー、カラスミ、エビ出汁と合わせた複雑な味わい。
バルサミコゼリーの酸味と魚介系の出汁の味と豚タンと様々な味を一皿で堪能できました。

<バルベーラのリゾット 1850円>
バルベーラ種の赤ワインを使ったリゾット。
スモークの効いた生ハム「スペック」と香ばしいクルミが相性抜群。
生ハムの塩気とクルミの香ばしさが本当に良く効いていて、凝ったリゾットでした。

<本日のデザート パンナコッタ 600円>
生クリームとヴァニラのシンプルなお菓子にラズベリーソースと仕上げにホワイトチョコレートを振った、華やかなデザート。
鉢に新芽が生えてきているように見立ててある美味しく可愛らしいデザートでした。

こちらまでをテーブル席でいただきました。
奥のテイスティングルームでは別の自社ワインをテイスティングできるようなので移動できるかどうか店員の方に確認したところ…
8ヶ月の娘をベビーカーで連れていたせいか、奥のテイスティングルーム席に空きがなかったのか、
そのままの席でテイスティングルーム用のワインと軽食のメニューをいただくことができました。
ちなみにレストランは2階にありエレベーターなどはないので、8ヶ月の娘を抱っこしてベビーカーは抱えて階段を上りました。
子供連れで訪れること自体はウェルカムのようです。

<フジマル醸造所テイスティングセット 1000円>
自社醸造ワイン3種(40mlずつ)とひとくちおつまみのセット
をいただきました。

④Farmer’s 北天の雫(山葡萄×リースリーング)
⑤Tabletop 橙色(山形県産デラウェア)
⑥キュベパピーユ柏原デラウェア

ここまで6種類を味わった中で、⑥のみが大阪の島之内フジマル醸造所のワインになります。
大阪の島之内フジマルは清澄白河より2年早く2013年にオープンしています。
関東近辺の農家のぶどうを使った醸造が増えてきて、大阪で醸造できるワインがあと数年でキャパシティを超えそうになり、東京の清澄白河にも新しい醸造所を作ることになった、ホームページに説明がありました。
こちら

現在は大阪に5件、東京に2件のワインショップとワイナリーレストランを藤丸さんが経営しておられるようです。

話は戻りますが…
テイスティングセット3種と一緒に

<モルタデッラハム 550円>
をおつまみにいただきました。

今回は自社醸造のワインのみをいただきましたが、勿論、自社醸造以外のワインも赤白、グラスから提供があります。


レストランを利用した人は1階の醸造所を見学可能ということで、醸造責任者の木水(きみず)晶子さんが案内してくださいました。
ぶどうの房の状態で醸造所に持ち込まれ、8月下旬から10月にかけて圧搾から瓶詰めまでを行います。
現在は山形県、山梨県、茨城県筑波のぶどうを使用しているそうです。
初年度の昨年は17000本、醸造したそうです。
それ以外に2階でいただいた生樽ビールサーバーの分もあります。
ワインボトルの栓はコルクでもなく、スクリューキャップでもなく、王冠だそうです。
なぜなら、スクリューキャップの装置が値段が高いからだそうです。
生産本数がもう少し増えれば、スクリューキャップの装置を導入することも考える、とのことでした。

もともと鉄工所の建物なので、壁が頑丈で天井も高く100平米の広さがあり、あまり手を加えなくても醸造所にリニューアルできたそうです。
右の黄色いケースの中は出荷を待つワイン達です。
レストランで提供したり、ショップで販売するそうです。
木水さんに関して、どのようなご経歴でフジマル醸造所に辿り着いたのか、もっとお聞きしたいことがありましたが、レストラン営業を抜けて案内してくださったので、この辺りで切り上げました。

ホームページにも記載がありましたが、自社畑のぶどうを使用しないワインを作っているのにワイナリーを名乗るのはいかがなものか、という意見もあるそうですが、
耕作放棄地のぶどうを適正価格で購入することにより、ぶどう農家さんが栽培を続けられる、という考え方には共感できる部分があり、街中で醸造するという、このような新しい試みのワイナリーが増えても良いのではないか、と感じました!
[pinomayu]

ワイン福袋


winebuffは、以前、毎年某サイトのワイン福袋を購入していたのですが、その品質の悪さに辟易して、いつしか買わなくなってしまいました。劣化ワインの在庫処分品を掴ませされるのは、もう懲り懲りだったのですが、本年度は、ネタ探しも兼ね、小売のワイン福袋を購入すべく、新年早々銀座のワイン売り場に出陣しました!

やってきたのは、プランタン地下にあるエノテカです。銀座のデパートは、以前は、どこも独自仕入れで頑張っていたのですが、時代の流れでしょうか、今はこうして量販店に店貸しするケースが増えてきました。

それはさておき、ありました。店先にどどんと新春恒例のワイン福袋が並んでいます。
10本セットものと、単品赤ワイン、単品シャンパンの3種類があるようです。


赤ワイン好きのwinebuffは、迷わず単品赤ワイン3240円を1セット購入。
ふむふむ、なにやら豪華な当たりワインも混ざっているようです。

ワインは、くじ運の悪いwinebuffに代わってpinomayuが一本を選びました。店頭には、くじの入ったワイン袋があるだけなので、重さで判断するという古典的な手法は使えませんでしたが(汗)。果たしてその結果は、いかに・・・。

ジャーン、当たりました、4等のアルゼンチン・ピノ「バルダ」です!

正直言って、他のワインは、一度は飲んだ事があったワインだったので、結果的に未飲だったアルゼンチンのピノに当たって良かったです。

ちなみにこのワイン、イタリアの名門サッシカイアのオーナーファミリーの一人がアルゼンチンのパタゴニアで作っているもので、ビオディナミの手法で、栽培から醸造まで機械を使用せずなるべく手作業で行われています。
ワインダイアリーの口コミでも総じて高評価、これは期待できそうです。また後日、飲んだ感想をワインダイアリーにUPしますので、お楽しみに!

[winebuff]

博物館に初もうで


みなさま、明けましておめでとうございます!
本年も、2VISITAS.COMをどうぞよろしくお願いいたします。


winebuff達も新年は、毎年どこかの神社に初もうで参りに行くのですが、今年はちょっと趣向を変えて、博物館?に行ってまいりました。実は、タイトルにある「博物館に初もうで」とは、東京国立博物館で毎年行っているイベントで、毎年年初にその年の干支にまつわる名品が公開されています。本年度は、申年なので、矢上光広作の千疋猿透大小鐔や、18世紀の狂言面猿、塩見政誠作の三猿蒔絵印籠など、「さる」に関係する収蔵品が公開されていました。

猿の生態や特徴、文化史的側面等から猿の名品が紹介されており、その造形の面白さをぜひ皆さんにも見ていただきたいとの事です。


また、「博物館に初もうで」の会期中には、先着10,000名様にワークシートを配布。winebuffも入手しましたが、裏面が狩野山雪筆の猿をデザインしたカレンダーになっており、一年間活躍しそうです。

この企画、中々興味深く、また毎年行っているので、少し気が早いですが、来年の「とり」の催しにも足を運ぼうかと考えています!

[winebuff]

ワイン展 国立科学博物館



ワイン好きな方なら勿論チェックされていると思いますが、
上野の国立科学博物館にて
2015年10月31日(土)~2016年2月21日(日)
「ワイン展ーぶどうから生まれた奇跡ー」
が開催されています。
11月下旬に行ってみました!
前半部分は写真撮影も可能でしたので、一部抜粋してご紹介したいと思います。

ワインのこと、知っているつもりでしたが、改めて認識したこと、感心したことなどがあり、興味深い展示会でした。
さすが、国立科学博物館が開催しているだけある展示会です。

現在の栽培品種は紀元前3000年ころナイル川流域で誕生したそうです。

日本の気候に適した代表的なワイン用ぶどうは、
白は甲州赤はマスカットベリーAです。

ぶどうはほとんどが台木に接ぎ木されています。

ぶどう畑の作業の半分は、ぶどうを育てること、
もう半分はぶどうを守ることです。

展示の中には様々な体験コーナーもありました。
こちらは熟していない粒(未熟果)や病気のある粒(病果)、腐ってしまった粒(腐敗果)を取り除く
選果作業の体験コーナーです。

果肉には糖分(ブドウ糖、果糖など)、有機酸(酒石酸、リンゴ酸、クエン酸など)、ミネラルが含まれており、
果皮と種子にタンニンが含まれています。



こちらは足踏み体験コーナーです。
破砕機のない時代には足で踏んで破砕していました。

発酵中の液の上下の均一性を保つ為に
ピシャージュ(櫂でかきまぜる)や
ルモンタージュ(下部から抜き取った液をポンプで汲み上げて上から注ぐ)
を行います。

インドタイでも、ワイン作りが行われています。
数年前にタイのホアヒンのワイナリーを訪れ、エレファントトレッキングしました!
その様子はこちら

お酒に弱い日本人の遺伝子のお話、興味深かったです。
肝臓の酵素の遺伝子が関係あるそうです。
ワイン好きな私 pinomayu ですが、実はお酒はたくさんの量をのめません。
やはり体質的に致し方のないことなのですね。

展示会のグッズ販売コーナーです。
エノテカなど大手ワインショップのワインも販売されていました。
ワイン好きな方々の為に、もう少し、ひねりのあるレアなワインも置いてあればさらにこの展示会の希少価値が上がって面白いのにな、と夫 winebuff がつぶやいておりました。。。

観覧後、博物館のレストランでランチしました。
ワイン展記念のみ比べセットもありました。
右の写真は一日限定50食の
ワイン展記念メニュー¥1600
カップスープ
子羊のソテー 粒マスタードソース
銀マトウ鯛のポワレ トマトオリーブのソース
のお料理なのですが、だいぶ写真と違ったような…

残念な部分もありましたが…
展示会自体は一見の価値ありです。
ワイン好きな方は是非、足を運んでみてください。

[pinomayu]


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