
暑い日が続きますが、皆さま体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい、winebuffです。夏といえばやはり避暑地。今日は日本を代表する避暑地、軽井沢がある長野県のワイナリーを訪問します。(苦しいこじ付け・・・)コロナ禍の前にも長野のワイナリーは訪れたことがあったのですが、今回は、前回未訪問のワイナリーにお邪魔してきました。最初は、ここ「シャトーメルシャン 椀子ワイナリー」です。

上田市丸子地区陣場台地にあるこのワイナリーは、2003年に「椀子ヴィンヤード」として葡萄の栽培が始まり、16年後の2019年にワイナリーとして開業。陽当たりの良さ、降水量の少なさ、排水性・通気性に優れた畑で世界クラスのワインを作っている日本でも有数のワイナリーです。

ワイナリー名にある「椀子(まりこ)」の由来ですが、6世紀後半、この土地が欽明天皇の皇子「椀子皇子」の領地であったことから「椀子ヴィンヤード」と命名されたそうです。また、丸子町史によると、丸子町の古代名も「椀子」であったと言われています。

写真は、メルロー畑の葡萄です。訪れたのは、8月の後半なので葡萄の実も結構大きくなって色づいていました。この日は、気温自体はそれほど暑くは感じませんでしたが、日差しが強烈であっという間に日焼けしそうな勢いでした。これだけの日照があれば良い葡萄が作れるだろうなと納得。ワイナリーに車でくる途中、天候不順で結構雨にも降られたのですがここは、快晴。さすが良い土地だと感心しきり。

早速、まだ新しい瀟洒な建物の玄関を潜ります。このワイナリーは、ワインツーリズムに取り組む世界最高のワイナリーを選出する「ワールド・ベスト・ヴィンヤード2023」で、 唯一4年連続選出の日本のワイナリーだそうで、アジアNo.1とのこと。とても誇らしいですね。

入口を入ったすぐのところに、ガラス越しに醸造設備や樽貯蔵庫が見えるホールがあります。収穫時期の仕込みの作業風景がおすすめらしいのですが、残念ながら今日はお休みのようで稼働はしていませんでした。

東京ドーム約6個分の広さがあるといわれるヴィンヤードの全体マップです。赤は、メルローやシラー、カベルネ・フラン、白は、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランなど約8種類のブドウが垣根方式で栽培されています。

印象的な日本画(シャトー・メルシャンの3つのワイナリーから生まれる最高峰のアイコンワインをイメージした日本庭園だそうです)をバックに、シャトーメルシャンのフラッグシップ・ワインが誇らしげに飾られています。お値段の方もフラッグシップにふさわしい価格となっており、winebuffは、ちょっと手が出ませんでした・・・。

エレベーターで2階に上がるとテイスティングカウンターがありました。ワイナリー限定ワインやシャトー・メルシャンの各産地のワインが常時10種類程度、試飲できるようです。確認はしていませんが、日替わりで地元の食材を使ったおつまみも提供されているとか。

奥の壁際にある窓からは階下の樽貯蔵庫が一望できました。約29ヘクタールの畑から年間生産5,000ケース(2019年度)ものワインが作られます。この貯蔵庫ひとつ取ってみてもその規模の大きさが想像できますね。

そしてもちろんお目当てのワインショップも併設されています。椀子ヴィンヤードのワインだけでなく、シャトー・メルシャンの各産地のワインが常時30種類ほど販売されています。ここでしか買えない限定品や椀子ワイナリーオリジナルグッズもありました。


winebuffが吟味に吟味?を重ねて購入したのがこの二本、「椀子メルローブロック4 2021」と「椀子カベルネ・フラン樽選抜 2018」です。どちらもワイナリー限定の素晴らしい逸品です。

先客の方々がワインのテイスティングをされていたようです。何と、椀子ヴィンヤードのフラッグシップである「オムニス」も!ここでは、現在「椀子ディスカバリー・ツアー」、「椀子ワインメーカーズ・ツアー」、「椀子ウォーキング&ランチツアー」、「SDGsツアー」 の4種のツアーが開催されていて、それぞれ5〜6種類のワインテイスティングができます。winebuffもぜひ参加してみたかったのですが、いかんせんドライバーでしたので・・・。

気を取り直して次に向かったのは、信州は小諸の御牧ケ原の小高い丘にある「ジオヒルズワイナリー」です。金、土、日曜限定ですが、ここでカジュアルなベトナム料理のランチが頂けると聞いてやってきました。ワイナリー名は、ベトナム語のGió(風)と英語のHill(丘)を合わせてGió Hillsという名称にしたそうです。ベトナム料理が食べられることといい、ワイナリー名の一部にベトナム語が使われていることといい、何かベトナムと縁があるのでしょうか?とても気になります。

ああ良かった。本日は、オープンしていますね。このワイナリーは、島崎藤村ゆかりの宿である中棚荘が設立しました。、年間降雨量が非常に少なく、また昼夜の寒暖差も大きい冷涼な気候なので、葡萄の栽培にとても適しているそうです。訪問当日は、かなりの暑さで屋外を歩くのも大変なくらい。これは日傘でも持ってきた方が良かったかも。

入口の床がガラス張りになっていて、階下のステンレスタンクを見ることができます。今年の分は、まだ収穫していないので空なのでしょうか?葡萄は、2002年にシャルドネを、2008年にメルロー、2010年にピノ・ノワール、2015年にソーヴィニヨン・ブランを植樹し、順調に規模を拡張されているようです。

さて、お目当てのランチメニューです。バインミーとは、やわらかめのフランスパンにいろいろな具材を挟んだベトナムのサンドイッチです。バインミーは本来ベトナム語で「パン」という意味ですが、パンといえばフランスパンなのだそうです。さすが旧宗主国。

winebuffは、迷わず?ビーフ・バインミーをチョイス。バインミーに挟む具材は、さまざまですが、ハムやチャーシューなどが定番なのだそうです。それ以外にも、レバーペーストやパクチー、ニョクマム、大根や人参を使用したなますなどなど。どこでも買える手軽なファストフードで、国民食と呼ばれるほどポピュラーな食べ物なんだそうです。お味の方は、見た目よりもあっさりしていて食べやすい、タレの濃さもちょうど良く、あっという間に完食してしまいました。

店内には、ワインの販売も。樽の上に乗っているのは、ジオヒルズの白ワインやシードルなのですが、樽の横には、ベトナムのノンラー(円錐形のラタニアの木の葉でできた帽子、ベトナム人の伝統的な葉笠)のようなものが飾ってあります。うーむ。

ふと横を見ると、これまたベトナムのお菓子やコーヒー、ジュースなどの食品や、バッグなどの工芸品などがずらり。ひょっとしてオーナーの方はベトナム人?、と思ったら違いました。調べたのですが、実は、醸造責任者の富岡さんが2010年から5年間、ベトナム・フエ市でストリートチルドレンの保護・教育を目的とした施設「子どもの家」でボランティア活動をされていて、その流れでワイナリー名やワイン名、お土産などにベトナムゆかりのものが使われているとのこと。存じ上げず失礼いたしました。

ワイナリーの前は、広々とした畑が広がり...と言いたいところなのですが、ヴィンヤードは、少し離れたところにあるらしく、ここからは拝見できませんでした。代わりにあったのが、御牧ヶ原地区の農業の再生を目的とした「県営畑地帯総合土地改良事業」の一環として作られた調整池の「みまき大池」です。20億円以上の予算を注ぎ込んで行われた事業で、この「みまき大池」を中心とした地域農業の発展に期待が寄せられているとのことでした。

そしてなぜか綱に繋がれたヤギの姿も・・・。このヤギさんは、中棚荘に住んでいるワイナリーのマスコット?ヤギのピノくんで、ワイナリーの除草担当だそうです。winebuffが近寄っても驚くこともなく、ムシャムシャ草を食べていました。

ここで購入したのが、上田市産りんごを使用したシードル「ホンゴックシードル」です。ホンゴック(Hồng ngọc)とはベトナム語で「紅い宝石」という意味だそうです。「紅玉の酸味を活かすため、瓶内二次発酵でデゴルジュを行い、辛口ドライに仕上げたました。紅玉のキリッとした酸味が骨格となり、青リンゴの果実味が感じられます。 (文:ジオヒルズワイナリー)」

ワインダイアリーのテイスティングメモ

ワインダイアリーのテイスティングメモ
本日は、上記3本を購入したのですが、当日行われた親戚とのバーベキューで全て飲んでしまいました。椀子ヴィンヤードの2本はフランスワインにも負けない本格派で、バーベキューのお肉に最適。シードルは、食前酒代わりに頂きました。短いwinebuffの夏休みは、やっぱりというか何というか、ワイナリー巡りでした。今回もドライバーで一滴も試飲できなかったのですが、ワイナリーで美味しいランチを頂き、バーベキューで楽しくワインを飲んだので良しとしましょう。それでは、また次回のワイナリー訪問でお会いしましょう。
[winebuff]

ニセコで一泊をしたwinebuff一行。翌日は、車で1時間少々離れた余市のワイナリー巡りに出かけました。まず最初に訪問したのは、「キャメルファームワイナリー」です。2014年にキャメル珈琲グループの農業法人として設立されたこのワイナリーは、2017年に畑に併設する醸造所が完成し自社畑自社醸造をスタート。「地球にいいことしてる?」をテーマに、自然や環境を大切にし、食を通してみんなの笑顔を繋いでいきたいという想いで事業を展開しているとのこと。早速、お邪魔してみましょう。

ワイナリー併設のワインショップは、木の温もりが感じられる落ち着いた空間になっています。玄関脇やラウンジソファの壁などにこのようなアートが飾られ、小洒落た雰囲気を醸し出しています。

カフェではグラスワインでのテイスティングのほか、コーヒーやケーキセットも提供しています。winebuff達が訪れた際には、既に一組のお客さんが和やかにワインを楽しんでおられました。

ワインセラーには、この様にキャメルファームのワインがずらり。勝手に入って物色OKだったので、じっくりとチェック。ピノ・ノワール、シャルドネ、ケルナー、ブラウフレンキッシュ、レジェントなどの品種のワインが陳列されていました。また、蔵出しやショップ限定のワインなど掘り出し物もありました。

オープンエアのデッキからは、畑が一望できます。天気が良ければここで一休みも考えたのですが、あいにくの雨だったので写真だけ撮影させて頂きました。

畑の栽培面積は、13.5ha。生産本数は、年間約10万本。イタリアの伝統製法や最新技術を導入したワイン造りに取り組んでおり、醸造長もイタリア人のリカルド・コタレッラ氏。世界に誇るピノ・ノワールを作る目標に向け、日夜努力を重ねているそうです。

さて、キャメルファームでブラウンレンキッシュのワインを一本購入したwinebuffは、近隣のワイナリーにやってきました。ここ「モンガク谷ワイナリー」は、東京出身の木原さんが田舎暮らしに憧れ2012年に余市に移住して設立したワイナリー。当初は養豚場を作ろうとしたけれど地元の人と話す中で葡萄畑にすることに。

無農薬・無肥料の葡萄を栽培し、3年で1,500本植樹するも殆どが上手く育たず苦労されたそうです。岩見沢の10Rワイナリーにも協力を仰ぎ、研鑽を重ねて2018年より札幌軟石の蔵を再利用した半地下式醸造所で自家醸造を開始。

まだショップも無くワインを入手することはできませんでしたが、「絶景を眺めながら、自家製の生ハムとワインが楽しめる場所にしたい」との木原さんの夢が実現した際には、再び訪れて見たいと思います。

向かいの倉庫では、スタッフの方が何やら作業をされていました。とてもお忙しそうだったので声がけはせず。丁度、この倉庫の右手に広がる畑が主力のピノ・ノワール。その奥に、ピノグリやシャルドネの畑が広がっています。

「モンガク谷ワイナリー」をチラ見した後向かったのが、ここ「NIKI Hills Winery」。世界に誇れる、世界に通用するワイン造りを目標に2019年7月仁木町にグランドオープンした複合型ワイナリーです。

準限界集落となった仁木町の再生をと、2014年に耕作放棄地を整備して事業を開始。2015年からは仁木・余市町の契約農家の葡萄を使用したワインの醸造を開始。2019年より自社畑で栽培した葡萄による醸造も始まりました。
33haの敷地に醸造所、葡萄畑、ナチュラルガーデン、レストラン、宿泊施設をも整備されており、国内外の観光客を誘致するだけでなく、地元の雇用にも貢献し仁木町を活性化することを目指しているとのこと、素晴らしいですね。


レストランの玄関を潜るとすぐ眺望の開けた空間が出現します。訪問時は生憎の天気で、霧で曇った景色しか見えなかったのですが、天気が良い日ならば感動ものの風景だったと思います。入口すぐ右手には、ワイナリー自慢のワインが様々な受賞のプレートと共に飾られ、訪れる人の目を惹きつけていました。

レストラン前面に広がるウッド・テラスからは、葡萄畑やガーデンが一望出来ます。時間が許せばここで優雅にランチでもと思ったのですが、残念ながら時間の余裕が無く、ワインを入手するので精一杯。いずれ再訪時にワイナリーのワインと北海道産の食材のマリアージュを思う存分楽しみたいですね。

ここでは、現地限定、100%自社畑の2021年産メルローを1本入手。アルコール13%のフルボディです。
ワインダイアリーのテイスティングメモ

「NIKI Hills Winery」を後にして最後にやってきたのが、ここ「ル・レーヴ・ワイナリー」。実は、帰路に車で走っていた際にたまたま見つけました。ワイナリー名の「ル・レーヴ」は、フランス語で「夢」のことですね。ワイン作りの夢が叶った、ということなのでしょうか?ちょっと寄って行きましょう。

小規模ワイナリーながらカフェも併設されており、近隣の自然栽培を行う農家から仕入れた素材を活用した、バター・砂糖不使用のセイボリータルトやケーク・サレなど、ワインが欲しくなるような料理が提供されているとのこと。

食事は無理でもカフェ利用ならとも思ったのですが、残念ながら予約onlyだそうで、やむなく断念。ここは、2015年から自社畑での葡萄栽培を始めた新々のワイナリーなのですが、ピノ・ノワールやピノ・ムニエ、ドルンフェンダー、メルロー、シャルドネ、ピノ・グリ、トラミーナ、ピノ・ブラン等々、様々な品種のワインを作られています。

「旭台」という地名通り、朝日の当たる傾斜地に畑があります。日当たりが良いだけでなく水はけも良く土壌の質も良好。ただ、すぐ背後に山を控えているため、シカやアライグマなどの獣害が大変なのだそうです。興味深いワイナリーだったので1本購入したかったのですが、ショップでの販売も無く、写真を撮っただけで無念の撤退。ここも時間があれば再訪したいワイナリーの一つです。

おまけ:本日のディナーは、ホテル近隣にある「ニセコ高橋牧場 MANDRIANO」のピザです。デザートは、さくらんぼ狩りで採ったさくらんぼ。北海道は、何を食べても美味しく、ワインだけでなく食の楽しみも一杯です。
今回は、北海道南西部の仁木町に再訪させて頂きましたが、前回とは異なるワイナリーを訪れ、また違った魅力を感じることができたと思います。やはり昨今の日本ワインブームがまだまだ続いているようで、新規参入のワイナリーもちらほら。今後もそういった流れで新しいワイナリーが増えてくるのではと思いますし、また数年後に再訪してみたいなと思いました。ワインに限らず、北海道はやはり魅力的な土地なので、これからも注視していきたいですね。
[winebuff]

こんにちは、winebuffです。今回のワイナリー訪問は、北海道です。またかと思った方もいらっしゃるかも知れませんが、前回訪問時よりだいぶ期間が経過し、新しいワイナリーもどんどん出来ている昨今、行かないわけには行きません。どうか、暫くの間、お付き合い下さいませ。さて、北海道ですから移動手段は、やはり飛行機。いつもの様に早朝便に乗って千歳空港に向かいます。

最初にやってきたのは、空港からほど近いJR千歳駅。駅前は文字通り何も無く(失礼な!)結構寂れているのが気になりますが、まずは、徒歩でワイナリーに向かいます。

歩くこと10分弱、見えてきました「千歳ワイナリー」。1988年創業の歴史あるワイナリーで、千歳周辺で収穫したハスカップのワインと小樽余市で収穫したケルナーやピノ・ノワールのワインが有名です。

ここは、山梨の勝沼にある老舗のワイナリー「中央葡萄酒」の北海道における醸造拠点で、当時千歳市が注力していたスイカズラ科の植物で爽やかな酸味が特徴のハスカップを広めるという事と、高品質のピノ・ノワール醸造を目的に作られました。

以前もお邪魔した事があったのですが、その当時と変わらない雰囲気の倉庫がお出迎え。9過ぎに訪れたので既にお店はオープンしているようです。ちなみに、この建物は、かつて穀物倉庫として使われていた札幌軟石製の石蔵を利用しているそうです。

入口を入ってすぐ左手に売店があります。ワインの種類はさほど多くはないのですが、ピノ・ノワール、ケルナー、ハスカップの夫々の品種に数種類ずつのワインがラインナップ。ここも以前の訪問時と同じ作りでした。

売店の奥には、倉庫とワインの貯蔵庫がありました。ハスカップ以外のワインは、全て余市の木村農園の2ヘクタールほどの区画で作られているそうです。自社畑は持たず、契約農家の葡萄を使って栽培。寒すぎて育たない不毛の地と言われていた土地で80年代からピノ・ノワールを栽培し続けていた木村農園との二人三脚はかなりのご苦労があった様子。

前回訪問との違いといえば、この熊の存在でしょうか。後、おすすめスポットのマップなども以前はありませんでした。そういえば、千歳の町も以前はもっと活気があった様な気がするのですが。コロナ禍にもみまわれ厳しい状況なのかもしれません。

さて、気を取り直してやってきたのが、道の駅「ニセコビュープラザ」です。何故ニセコの道の駅なのか?実は、今回の宿泊先が「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」だったからなのですが、この道の駅にニセコのワインが置いてあると聞いて矢も盾もたまらずやってきた次第です。

情報プラザの扉を潜ると、ニセコ産生乳のスイーツやチーズなどの乳製品から焼き立てベーグルや石窯パン、日本酒やワインなどの地酒までニセコの様々なお土産物がずらりと陳列されています。

そのスペースの奥の方にアルコール類が並べられている棚がありました。北海道の地酒の横に北海道産のワインが各種ずらりと鎮座ましましています。地元に因んだワインということで言えば、ニセコ高原の農家が栽培した葡萄を北海道ワイナリーが醸造した「ニセコ高原ワイン」もあるのですが、winebuffのお目当ては、棚の右上に目立つように配置された「ニセコワイナリー」のワインです。

ニセコ町の羊蹄山の麓に広がる自社の葡萄畑で原料の葡萄を栽培し、隣接する醸造所でワインを作っている小規模ながら本格的なワイナリーです。スパークリングワインに特化したラインナップで有機栽培のJAS認定を取得するなどこだわりのワイン作りがとても気になりました。一本購入をと考えていたのですが、価格を見てびっくり。1本11,000円は、予算を大幅にオーバーしていた為、泣く泣く断念。またいつか機会があれば飲んでみたいワインでした。

本日のお宿、「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」に到着。ホテルのすぐ横がリフトの乗り場になっている事からも冬場のスキー客がメインということが分かります。ですので夏のこの日はお客さんも少なめで館内は比較的静かでした。部屋も清潔で広め、温泉もあってとても快適でした。


本日の夕食は、北海道のグルメと言えばこれは外せない、ジンギスカン料理です。ホテルに近い「Loft倶楽部」のカントリー調の店内で、新鮮なラム肉(とても柔らかくて臭みが無い!)をその他野菜と一緒に焼いて頂きました。

本日「千歳ワイナリー」で購入したピノ・ノワールと一緒に・・・と言いたいところなのですが、車で来ていた事もあり、ここではノンアルコール。ワインは、部屋に帰った後におつまみと一緒にゆっくり頂きました。[続く]
ワインダイアリーのテイスティングメモ
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。といっても正月はとうに過ぎさり、もう春を迎える季節になっていますが・・・。winebuff一行は、今年最初の訪問地、横浜へとやって参りました。この地には、日本一小さな、一番海に近いワイナリーと銘打った「横濱ワイナリー」があるのです。

電車を乗り継ぎ、早速、横濱ワイナリーに到着・・・?いや、ここは、ちょっと違いますね。ここ八景島にワイナリーはありません。実は、横濱ワイナリーに行く前に横浜の有名な観光地のひとつ、「八景島シーパラダイス」に寄り道しました。

関東地方の方ならよくご存知でしょうが、八景島シーパラダイスは、横浜市金沢区八景島にある、水族館や遊園地、ショッピングモール等で構成された複合型テーマパークです。winebuffは、最初「八景島」と聞いて相当昔からある景勝地なのかと思ったのですが、昭和の時代に作られた人工島だったのですね。

この日は、強風が吹き荒れる荒天だったのですが、気温は2月にしてはかなり高く寒さに震えることはありませんでした。施設は、大きく分けて水族館等がある「アクアリゾーツ」と乗り物や遊び場メインの「プレジャーランド」の二カ所から成ります。我々は、まず「アクアミュージアム」にある「アクアスタジアム」でイルカショーを見物しました。

その後、屋内の水族館に移動し、様々な海棲生物が泳ぐ水槽を観察しました。流石、湾岸に作った人工島だけあって、700種類、12万もの生き物が存在する日本最大級の水族館というのも納得です。ここは、LABO1からLABO11までのカテゴリーに分かれていて、写真は、LABO10「サンゴ礁を彩る群れの魚たち」のアオウミガメです。

お次は、LABO7「未知なる海底谷 深海リウム」のタカアシガニ。ここでは、東京湾、相模湾の深海にすむ希少な生きもの達が色々展示されており、過酷な環境で生き延び独自の進化を遂げた海の住人達がつぶさに観察できます。

最後は、LABO11「フォレストリウム」。アクアミュージアムでは、海中の生物だけでなく、水辺と森にくらすさまざまな生きものたちも展示されています。これは、可愛いコツメカワウソ。手を伸ばして餌を取ろうとする仕草がたまりません。カワウソへの餌やりは、事前予約が必要でwinebuff達もトライしたのですが、大人気のため取れませんでした。

とそんなこんなで八景島シーパラダイスの観光はまだまだ続くのですが、それではワイナリーブログになりませんので、winebuffだけ途中退出し、単独で横濱ワイナリーに向かいました。まずは、ワイナリー近くのホテルにチェックイン。本日のお宿は、ここ「エスカル横浜」。横浜中華街へたった徒歩3分と利便性抜群で、温泉ではないのですが大浴場も付いています。内装は簡素で昔ながらの旅館の様な畳の和室はとても落ち着きます。

ホテルから歩いて7分程度、500mほど離れた海沿いの通りに横濱ワイナリーはあります。気をつけて見ていないと通り過ぎてしまう位の小じんまりとした店舗で、ここでワインを作っているとはちょっと想像できません。外見は、個人がやっている小さなカフェの様です。それでは、お邪魔してみましょう。

店内は、さほど広くないのですが、ショップスペース以外にもカウンターやテーブル席を備えたコミュニケーションスペース「ポイントブルー」が隣接しています。ここでワインの試飲はもちろん、レンタルスペース、ギャラリーとしても利用できるのだそうです。

この日は、12種類のワインが並んでwinebuffの試飲を待ち受けていました。ワイナリー訪問としては、珍しく車の運転が無い徒歩での来店だったので試飲には、何の支障もありません。せめて一杯位と思ったのですが、こちらの時間が押していただけでなく、お店の閉店時間も迫っていたので残念ながら試飲は、断念せざるを得ませんでした(悲しい・・・)。
因みにこの奥で作業されている方の壁の向こうに醸造設備があり、葡萄を搬入したのちボトリングまで一貫して手掛けているそうです。

ワイナリーでは、赤や白の通常のワインだけでなく、リンゴやイチゴなどの果実酒も作っています。そのほか、ロゼや赤、白のスパークリング、オレンジワインなど、結構幅広いラインナップで驚きました。

ワインリストも充実。トータルで数10種類ものワインを販売していました。ただ、自社畑は2020年に栽培を開始したばかりで、現在400本程度の収穫(シャルドネ、ピノ・ノワールが半分づつ)しかなく、一般販売はまだ行っていないそうです。現在は、苗オーナーの会員の方のみ入手可能とのことで、数年後を目処に販売したいと仰ってました。ですので、原料となる葡萄は、山梨、長野、岩手等から購入しているそうです。

店内のポップにこの様なコラボも発見。重慶飯店は、横浜中華街を代表する中華四川料理の名店で、winebuff一行も最初ここに行こうかと思ったのですが、お値段を見て止めました(苦笑)。かなりの高級店です。そんなお店とコラボするなんで横濱ワイナリー侮りがたし。時間さえあればこのマリアージュも試したかったのですが・・・。

お店の人に話を聞き、精査?した結果、最終的にこのワイン「カベルネフラン」を購入。長野県安曇野市で収穫された葡萄を使用した珍しいカベルネフラン100%のワインです。樽を使わずステンレスタンクで醸造された後、瓶内熟成12ヶ月を経てリリース。早速、その夜の晩酌時に飲ませていただきました。
ワインダイアリーのテイスティングメモ

さて、無事にワイナリーでワインを入手したwinebuff達が向かったのは、横浜中華街。横浜にやってきてここに行かない手はありません。winebuffはここは初めてなのですが、美味しい中華には目がありません。きっとワインにベストマッチの中華料理が見つかる事でしょう。期待に胸を膨らませながら関帝廟通りの東側の門となる天長門をくぐります。

今晩のディナーは「秀味園」。この地で半世紀近く商いを続ける老舗の名店ですが、とてもリーズナブルです。飾らない家庭的な雰囲気の台湾料理なのですが、どれを食べても美味しい。winebuffも感動ものでした。

それでは、今晩頂いたメニューをご紹介します。奥の緑の皿がトウミョウ炒め。黄色の皿がエビと玉子炒め。手前の茶色の皿が飲茶コース(税抜1,280円!)の一品で大根もちです。

これらは、全て飲茶コースの品々で、カモ肉の燻製、焼き餃子、小籠包、シュウマイです。

コースはまだまだあります。五目炒飯にイカ団子入りスープ、そしてデザートの杏仁豆腐です。これだけ付いてこのお値段、お得感満載です!因みにクレジットカードは、使用不可で現金のみですのでご注意下さい。

こうなればやはり欲しいのは、ワイン。赤でも白でも何でもOKの気分だったのですが、とても残念なことにワインは置いてありませんでした。(紹興酒はもちろん、日本酒、焼酎、ビール、サワー類はあったのですが・・・。)仕方なく、桂花陳酒と杏露酒をグラスで頂きました。でもこれらの中国酒も美味しかった!

おまけの写真は、「横浜マリンタワー」と、その展望台から見た風景です。
今回のワイナリー紀行は、かなり近場の横浜だったのですが、新進の都市型マイクロワイナリーという事前情報とはかなり印象の異なる個性的なワイナリーでした。こういったステージのマイクロワイナリーはワイン作りを試行錯誤中のところも多く、せいぜい数品種のワイン生産に留まるケースが普通なのですが、ここは自社畑での栽培を行いつつ、多種多様のワインを作り出しています。今流行りのオレンジワインや、赤のスパークリング、葡萄以外の果実酒等、全国各地より原料を購入して手広く生産する、小さな店舗から想像出来ない馬力を持ったワイナリーだなと感心しました。まだまだwinebuffのワインレーダーから漏れている、このような小規模ワイナリーも多いのではと再認識したショートトリップでした。
[winebuff]
最近、このご時世でワインも値上がりし困っているwinebuffです。さて、2022年3度目のワイン旅行なのですが今年は全て関西地方。特に意識をしていたわけではなかったのですが、たまたまそうなってしまいました。和歌山、神戸と続いて今回は大阪です。大阪は以前、羽曳野や柏原のワイナリーを訪問した事があったのですが、この旅では変わり種のワイナリーに訪れました。

今年3度目の羽田-伊丹便。もう手慣れたもので特にトラブルも無く、スムーズに移動できました。午後便だったので早朝に有りがちな不便も無く、時間の余裕も十分。とはいえ、先週末、台風で3連休が台無しになったのに続き、今週も結構危なかった!運良く東に外れてくれましたが、もし本州を直撃していたらこの旅行も延期になっていたかもしれません。

今回宿泊するお宿は、「天然温泉 花風の湯 御宿 野乃 なんば」。ドーミーインブランドの和風プレミアムホテルで、なんばの日本橋駅徒歩1分と利便性抜群。ホテルの快適性はそのままに、都心で旅館気分と温泉が愉しめます。写真のように入り口から日本旅館の雰囲気全開です。インバウンド向けのなんちゃって日本風の匂いが漂っているところが少々不安ですが、早速チェックインしましょう。

ホテルは普通、部屋の中も土足ですが、ここは旅館同様、入り口で靴を脱いで素足で移動です。廊下もこの様に畳敷きで基本、スリッパもありません。(フロントで頼めばもらえますが。)郊外の温泉宿なら珍しくないのですが、繁華街のシティホテルでこの様式はあまり無いなと驚きました。

部屋の中ももちろん畳敷きです。和洋折衷ですがシングルベッドが2台しかなく、3人目、4人目は備え付けの和布団を敷きます。ちなみに障子の向こうは普通のガラス窓で隣のビルが見えます。雰囲気が台無しになるので開けてはいけません。あと、写真はありませんが、温泉もあり露天風呂風の外湯(もどき)やサウナも完備。風呂上がりにアイスや乳酸菌飲料のサービスもあり嬉しい限りです。winebuffは21時30分から供される無料のラーメンもしっかりいただきました。

さて、余裕をもってチェックインをしたので、まだディナーにはかなり時間があります。せっかくですので大阪観光をしようということで、近隣の大阪城にやってきました。大阪といえばやはり大阪城。ここを外すわけにはいきません。しかし、天守閣に登るためには16時30分までにチケットを購入する必要があり、城内を走っていたカートのようなタクシーに乗ってショートカット。

城門まで送って頂き、時間前に無事到着。winebuff一行は蚊の大群(大袈裟な)に襲われ難儀していましたが・・・。この門から入って暫く歩くと本丸に聳え立つ天守閣が眼前に現れます。

この天守閣は、豊臣、徳川時代に続く3代目のもので、昭和6年に市民の寄付金によって再建されました。高さ55mの鉄筋コンクリート製で、内部にはエレベータもあり、位置や形状からも以前の天守閣とは別物。良く観光客向けのハリボテと揶揄されたりもしますが、近くで見ると堂々としていて存在感がある立派な大阪のシンボルです。

エレベータで最上階の8階に上がると廻縁があり、外から大阪の360度の風景が楽しめます。金のシャチホコも見えますが、その向こうにある洋館が旧第四師団司令部庁舎で、現在のミライザ大阪城。winebuff一行は、この後ミライザでアイスを食べました。

さてさて、大阪城観光で時間を使ったのち、頃合いも良く19時に本日のメインイベント、「島之内フジマル醸造」」にやってきました。こんな夜に醸造所の見学?と思われた方、説明が足りませんでしたね。ここは、1階が醸造所で2階がレストランになっているのです。レストラン併設の醸造所というより、むしろレストランに醸造所が併設されているといった方が良いかもしれません。では、早速入ってみましょう。

ドアを潜るとすぐにこの様な階段が。バリアフリーでないのが残念ですが雰囲気がありますね。フジマル醸造所は、松屋駅から歩いて数分、南北に流れる運河に面した石材やセメントを扱う会社のビルに入っています。以前のブログで「清澄白河フジマル醸造所」を紹介したことがありましたが、今回の「島之内フジマル醸造所」とは、経営母体が同じです。清澄白河の方は、2015年オープンですが、島之内の方は2013年でこちらの方が歴史があります。

店内の作りは清澄白河のお店と似て木の温かみがある落ち着いた雰囲気です。カウンターが6席でテーブルが6卓、合わせて26席のどちらかといえば小規模のレストランです。

winebuff一行が入店した際はまだ空席があったのですが、あっという間に満席に。その後、何組かのお客さんがいらっしゃいましたが予約無しでは席が確保できず無念の撤退。木曜の夜でしたが三連休の前日だったので会社帰りの団体さんもちらほら。カップルや女性客も年齢高めでファミリー向けよりもワイン好きの大人の隠れ家という感じでしょうか。

料理は、ワインに合う創作イタリアンで、旬の食材を重視しているためメニューはかなり頻繁に更新されるそうです。一皿目は、「彩り野菜のテリーヌ、人参とベリーのソース」です。色彩も豊かなフジマル醸造所の名物料理、旬の野菜の美味しさが詰まっています!(メニューの受け売りです。以下、同文。)

お次は、「シュクレクールさんのプティバゲット」です。北新地にある有名店のパン屋さんのバゲットで噛めば噛むほど旨みを感じます。

パスタは、「フジマル特製!シンプルな濃厚トマトソース ブカティーニ」です。トマトソースにチーズを乗せただけのシンプルな一品です。小さな子供を連れていると辛かったり苦かったりする味付けは不可なので、こういったスタンダードなものをチョイスすることが多いです。とは言え、このうどんみたいなスパゲッティは何か懐かしい感じで美味しかったです。

今回食べたメニューでwinebuff一押しなのが温菜のこれ「豚足とジロール茸 インカのめざめ ガルビュールのグラタン仕立て デュカ風味」です(長い…)。メニューの文言には、「トロトロぷるんぷるんの豚足に、あんずのように甘い香りのジロール茸に栗のようにホクホク甘い、インカのめざめをスープグラタン仕立てに。熱々をハフハフする幸せ♡秋だな〜。」とありました。因みにご存知と思いますが「インカのめざめ」とは糖度の高い小ぶりのジャガイモです。味付けも良く、前述のバゲットをスープに浸して食べるとまさに絶品。

メインはやはり肉。「なにわ黒牛のグリル 大阪狭山産ダンデリオンのサラダ添え」です。大阪の銘柄牛「なにわ黒牛」の美味しさをダイレクトに感じる、フジマル醸造所の自慢の一品、だそうです。我々は100gで十分だったのですが、お店のスタッフの方がしきりに「これでは足りませんよ」と増量をプッシュ。それ以外でも、「もう一皿いかがですか?」と何度もリコメンド。さすが大阪商人、東京とはちょっと違いますな。

肝心要のワインはこちら。素晴らしい料理とマリアージュすべくチョイスしたのが「キュベパピーユ大阪RED2020」です。大阪自社農園のメルローとマスカットベーリーAのブレンドワイン。ベーリーA特有の甘い香りがありますが、味わいは酸味が強いミディアムライトボディ。昨今のベーリーAは、酸味を抑え果実味を重視した作りになっている事が多いのですが、これはクラシカルな味作り。正直、料理に合わせるにはもう少し力強いボディが良いのですが、日本の葡萄だとこのあたりが限界でしょうか?
ワインダイアリーのテイスティングメモ

お店を下調べしていた際とある記事に、二階のレストランの窓から運河が眺められるとあったのですが、夜間では流石に厳しいだろうと思い眺望は特に期待していませんでした。それでも少し覗いてみようかと席付近の窓を見たのですが、おやおやここから一階の醸造設備が俯瞰できるではありませんか。聞けば一階の醸造所も見学可能とのこと。

上から見ると何かを発酵させているように見えます。訪問時が9月ということだったので今年度の仕込み作業の最中でしょうか?後で詳細を伺ってみましょう。

スタッフの方に一階正面の扉の鍵を開けて頂き中に入ると、ところ狭しと樽やらバケツやらが置かれて足の踏み場もありません(と言うのは言い過ぎですが、設備が押し込められてとてもせまく感じたのは事実です)。見えにくいのですが、オレンジバケツの中にはジョージア製の、ワイン醸造、熟成等に使用する素焼きの粘土製容器「クヴェヴリ」が。これはオレンジワイン用とのことでした。

葡萄の発酵に使う巨大なバケツ。少なくとも10個はありました。大部分は空になっていたのですが、もう既に使い終えたということなのでしょうか?

その陰に隠れるようにして鎮座していたのが金属製の圧搾機。普通はイタリアなどから輸入するらしいのですが、これは大阪の町工場に図面を持ち込んで作って頂いた機器とのこと。輸入品は高価だからと言っておられましたが、これはこれで結構お値段が掛かったらしいです。でも故障時のメンテナンス費用など考えるとこの方がリーズナブルとの説明も。

先ほども見た発酵中のぶどう達。天然の酵母を加えて発酵させており、ぶくぶくと泡が出ていました。

奥に1個だけ日本製の杉樽も。日本製の樽を使うのは初めてだそうで、最初だけ使用してその後タンクに移すそうです。ジョージアのクヴェヴリもそうですが、圧搾機を自作したり和樽を使用したりと新進のワイナリーだけあって様々な手法を積極的に取り入れている姿勢に感服しました。

決して広いとはいえないスペースでぶどうの発酵からボトリング、ラベリング作業まで全てを行なっています。一通り説明を受けた後、歩いてホテルまで帰りました。ホテルの部屋ではお店で飲み残して持ち帰ったワインを寝酒に頂き、本日の予定は終了。そうそう、寝る前にはもちろん温泉にも入りました。

翌日は、もう少し大阪観光をという事でやってきました、万博記念公園。大阪のシンボルといえば大阪城や通天閣が真っ先に思い浮かびますが、万博記念公園の太陽の塔もそれと並び称されるくらい有名です。みなさんご存知、あの岡本太郎が1970年に開催された日本万国博覧会のために制作した芸術作品であり、万博終了後も引き続き万博記念公園に残されたもので、2020年には国の登録有形文化財に登録されています。

あまり写真では見ないのですが、背中はこうなっています。大阪城同様、鉄筋コンクリート製で全長71mと大阪城よりも高い建造物です。ただ、近くから見ると築50年以上経過しているということもあって老朽化が目立ちます。もともとは屋根が付いていたのですが、だいぶ前にそれも撤去されていますし、この塔もいつまで見られるか・・・。

万博終了後は、太陽の塔内部の観覧は中止されていたのですが、2018年に48年ぶりに内部を公開。新型コロナウィルス感染症予防のため暫く観覧が中断されていましたが、半年後に再開。winebuff一行もwebで事前予約をして塔の地下空間を探検してきました。

内部には、太陽の塔の4つめの顔「地底の太陽」のレプリカが飾られ妖しく光っていました。ちなみにこの地底の太陽は「人間の精神世界」を表現しているそうで、最新のプロジェクションマッピングも活用してリニューアルされていました。そして写真の「生命の樹」。原生時代から人類に至るまでの、約40億年に渡る生命の進化の過程を表現した芸術作品で高さは約41m。樹の枝には200体近くもの生き物が展示されています。生命の樹を取り囲むようにして配置されている螺旋階段を下から登って観覧するのですが、何分老朽化が激しい設備なので展示されている生き物も塗装が剥げたり、頭がもげて中の機械が露出しているものもありました。また、腕の部分の屋根へと続くエスカレータなども現在は稼働していません。館内のスタッフの方も施設保全にかなり注意を払っているようで、各観覧スペースの人数も厳しく制限されていました。それでも太陽の塔の真髄を垣間見る事ができてとても良い経験ができました。

さて、本日のワインですが、どうしましょうか。
公園はファミリーが昼間に行くような場所でワインなどとは程遠い世界。でも転んでもただでは起きない?winebff。万博記念公園に行く前にちゃっかり下調べをしておりました。ホテルからは阪急直結の地下鉄で山田駅までやってきて、モノレールに乗り換えたのですが、その山田駅付近に一軒良さげなワインショップを見つけました。それがここ「Nord wine store」です。

イタリアやフランスのビオワイン中心のラインナップで、イタリアで修行されたソムリエオーナーの趣味が色濃く反映された店内。かなりおしゃれです。カウンターもあってwinebuffが訪れた際も数人のお客さんがワインを楽しみながら談笑されていました。こういう時にはお店の人に聞くのが一番ですね。今晩の晩酌用ワインを探しているのですが、リコメンドお願いします!

そして数本出して頂いたワインの中から選んだのがこれ。ラングドック地方の赤ワイン「Domaine Bassac Jetaime」。カベルネフラン40%、グルナッシュ40%、シラー20%のブレンドで、なかなかコスパの良いワインでした。
ワインダイアリーのテイスティングメモ

帰路も行きと同様伊丹空港から飛行機に乗りました。となればここは外せないでしょう。再びやってきました「大阪エアポートワイナリー」。今年二度目の訪問です。流石にインターバルが短かったのでお店に変化はないようでした。


前回同様、あまり時間が無かったため、ワインの購入のみで店内での飲食は残念ながら出来ませんでした。いつかはここでゆっくりワインを楽しみたいものですが。前見た時より醸造施設内が雑然としています。今が仕込み等で忙しい時期だからでしょうか。ところで店内のお客は一組のみ。流石にこの昼間の時間帯はお客さんが少なめです。

今回購入したのは、この一本。南オーストラリア州リバーランドのシャルドネを大阪エアポートワイナリーで醸造したものです。やはり葡萄は直接空輸したのでしょうか?味わいはジェントルなシャルドネで、優しいナチュラルな、どちらかというとソーヴィニヨンブランのような印象でした。
ワインダイアリーのテイスティングメモ
今回は、珍しく畑を訪れる事が無い訪問記でした。いつもならばレンタカーを借りて山中や郊外の農地に赴き色々とお話を伺う、という流れなのですが、最近流行りの都市型マイクロワイナリーでは様相が違いました。特にフジマル醸造所は、多くの都市型ワイナリーが葡萄を他所から買い付け醸造のみ行うスタイルなのに対し、地元大阪に自社畑を持ち醸造設備を完備し、なおかつワインに合う本格的な料理も供するという熱量の多さ。果ては醸造設備を自作したり日本の樽で仕込んでみたりと、大阪らしいチャレンジ精神をも併せ持つ「おもろい」ワイナリー。とても印象に残りました。今後も頑張って我々ワイン愛好家を驚かせて欲しいなと思いました。
[winebuff]