昨年(2012年)12月の話題になりますが…
イタリアのBrunello di Montalcinoの中でも有数の造り手であるジャンフランコ・ソルデーラ氏のワイナリーCASE BASSEで熟成中の樽から6万リットル以上が下水道に流されるという事件が起こりました。
犯人は2週間後に逮捕されて、元従業員の39歳の男ということですが…
被害にあったのは、2007~2012年のビンテージほぼすべて、約6万リットル、推定約500万ユーロ以上、日本円だと約5億以上。
ボトル1本750mlで換算すると9万本以上分。
Brunelloの通常5年の熟成とさらにCASE BASSEでは、もう1年熟成させるので6年熟成させてから世の中に出てくるので、2007ものは今年(2013年)以降に出てくるはずだった。
2006年産は高いもので1本180ユーロ(約2万)で取り引きされていたそう。
なんとも、びっくりな勿体ない話。。。
そして、もうひとつびっくりだったのが
<<自慢話になってしまうかもしれませんが>>
昨年3月にトスカーナワイナリー巡り旅行に行った際に、この CASE BASSE 2004 を購入してきていたことです!!
写真の右から2番目 SOLDERA と書いてある一本です。
今頃、かなり高値で取り引きされる一本になっていることでしょう。
もともと何年か寝かすつもりで購入してきていましたが、ますます飲めなくなってしまいました。。。
[pinomayu]
久しぶりに池袋に買い物に出掛け、西武の地下の酒売り場を訪れました。
デパートの地下のワイン売り場というと、エノテカやタイユヴァンが入っている所が
多い印象ですが、西武池袋はワインに限らず、日本酒やビールなどあらゆる酒類を
売っている「酒売場」でした。
週末だったのもあり、テイスティングコーナーも数箇所あって、店員の方に購入ワインの
アドバイスをもらっている方が何人もいました。
そして、何よりも楽しいのが酒売り場の中にそのお酒にお合いそうな、おつまみや食材が
豊富に揃っていることです!
ワイン売り場の中にもチーズ売り場があり、予定外に買い物してしまいました。
写真のクラッカーが箱に凹みがあるということでチーズとセットでお得に販売していたので
買ってみたのですが、このクラッカーが美味しくて、夫winebuffも初めてクラッカーが
美味しいと思った、と言っていました。
MONDOVINO Spicy Moroccan Seed and Nut Crackers
と書いてあります。
クミンシードのような味やいろいろな香辛料が感じられて、クリーミーな濃い味のチーズとよく合います!
[pinomayu]
我が家でワインを飲むときに必ず使用しているのが「デキャンティング・ポアラー」です。ボトルの先に付けてワインを注ぐのですが、単にワインがタレないようにするだけでなく、味をまろやかにする作用もあるのです。一口にポアラーといっても色々な種類があるのですが、現在使用中なのは、気体や液体の流速度を計測する際に利用されるベンチュリ理論に基づき作られたという(良く分からないけど)本格派のニクい奴です。以前、本当にまろやかになっているかどうか、同じワインを二本用意して試した事があります。一本はポアラーを付けて、もう一本はそのまま注いで比較試飲したのですが、明らかに違いました。それからというもの、ポアラーさんにはいつもお世話になっているのですが、これも?油断大敵。ボトルの口には色々なサイズがあるのでポアラーも瓶に差す側がゴム製ですぼまっているのですが、ごくまれに口が小さすぎて殆ど入らない事があります。一度、細いボトルの口に何とか押し込んで注いだ事があったのですが、何度か注いでいるうちにとうとうポアラーが外れてグラスに落下。盛大にワインを飛び散らせてくれました。いはやは、今回は赤ワイン好きとしては細心の注意を払わねばならないという訓話でしたね。どっとはれ。
[winebuff]
いよいよランスの大聖堂です!
高さ82mのゴシック様式の大聖堂で401年に小さな聖堂がこの地に建ったのが始まりです。
現存の大聖堂は工事が始まったのが1211年、完成したのが1481年。建築に270年もかかっているのですね~。
私達が訪れた昼頃はちょうど日曜の礼拝が行われていて、大聖堂の<一番奥>を見学できなかったので夕方、ランチと南東地域のメゾン見学後、再訪しました。
大聖堂の<一番奥>に何があるかといいますと、「シャガール制作のステンドグラス」です。
大聖堂内にたくさん並んでいるステンドグラスの中でも、シャガールのブルーの3枚のステンドグラスは存在感があります。ランスに来たなら必見です!
ユダヤ系ロシア人であるシャガールがのちにフランス国籍を取得、多くの作品を残しました。
パリのオペラ座の舞台天井も素晴らしいです。こちらはイエローカラーです。
大聖堂を裏側から見る、こんな感じです。
ほとんどのカトリックの大聖堂は上空から観ると十字の形をしています。
816年~1825年まで歴代25人のフランス国王がここで戴冠式を行った歴史を持ち、1859年、藤田嗣治はここでキリスト改宗の洗礼式を受け、レオノール・フジタと名乗るようになりました。
さて、せっかくランスへ来たからには勿論、シャンパンを買って帰ります。
大聖堂のファサード(正面)の広場周辺には数箇所のシャンパンショップがあります。
今回は Don Ruinart と Louis Roderer の CRYSTAL の2本のシャンパンと赤ワイン好きの夫はシャンパーニュ地方のピノノワールで作られる COTEAUX CHAMPENOIS 1本を購入。
価格は当然、日本より安いみたいです。
その他、フランボワーズのお菓子などお土産を調達して、ランス駅17:15 → パリ東駅18:01の電車で帰途につきました。電車の到着が1時間ほど遅れ駅で待ちましたが…アナウンスがフランス語なので、状況を理解するのに時間がかかりました。。。
そうそう…
今回の日帰り旅で一番驚いたことは、Piper Heidsieck がなくなっていたことです!
10年ほど前に訪れた時にはパイパーの見学ツアーで遊園地のような乗り物に乗って、パイパーの栄光とシャンパーニュの製造過程を見たことが、とても印象的ではぶりの良い印象だったのに、メゾン自体がないのです。あると思われた場所には新しいマンションが建設中でした。
どうやら数年前に買収されたようです。
今さっき、偶然にもYahooニュースで「シャンパン不振 年末も期待薄」という記事を目にしました。。。景気が低迷するとシャンパンの消費も落ち込むようです。。。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121205-00000005-wsj-bus_all
歴史あるシャンパーニュメゾンも美味しいシャンパンを製造するだけでなく、同時に経営も難しい時代なんですね。
赤ワイン派の我が家でも、もう少しシャンパンを飲む日を増やそうかな~! [pinomayu]