岡山のワイナリー訪問


こんにちは、winebuffです。今回はショートトリップで岡山の新しいワイナリーに参ります。(岡山は基本的に共通語ベースなので方言は無しです。)例によって例の如く、羽田からの早朝便で岡山に向かいます。

台風が近づいていたので、直前まで飛べるかどうか不安だったのですが、直撃を回避できたのでほぼ定刻通りのフライトで岡山空港に到着。(しかしこれが後々大変な事態へと繋がります。行きは良い良い帰りは怖い...。)


岡山といえばそう、桃太郎ですね。ここ、岡山桃太郎空港前でも桃太郎(と三匹のお供)がお出迎え。因みに桃太郎の鬼退治のモデルとなったとされるが、吉備国(現在の岡山県等)の吉備津彦命(きびつひこのみこと)による鬼・温羅(うら)の退治伝説です。

岡山空港から車で30分弱の山中に突如現れる新しい建物が今回お邪魔する「kibi VALLEY(キビバレー)醸造所」です。kibi VALLEYは2020年に設立された、岡山県吉備中央町にある町内唯一のワイナリーです。標高が高く冷涼で寒暖差のある吉備高原の気候を活かし、地元の恵みやテロワールを表現したワインを製造しています。

それでは早速、とワイナリーのショップに入ろうとしたところ、スタッフの方が来られて「申し訳ありませんがショップは11時からです」と衝撃?の一言。現在、収穫作業中で手が離せないとのこと、ごもっともです。どうしようかと逡巡している姿を見て、遠方からはるばる来られたのに申し訳ない、と態々winebuffのためにショップを開けて下さいました。ありがとうございます!

ドアを潜るとすぐ正面にワインのラインナップがずらり。吉備中央町内産100%のぶどうにこだわり、管理・整備・収穫まですべて自社スタッフが手作業で行っているという徹底ぶり。主力は白のピオーネで町の特産品である生食用の大粒ピオーネを使用。生食用葡萄のワインは水分が多く醸造に向かないとされていますが、kibi VALLEYは5年間の試行錯誤を経てピオーネの香りと甘みを最大限に活かした醸造用葡萄を完成させました。

室内はこんな感じです。右手にカウンターがあり、左手に醸造用設備がありますね。正面奥の窓越しに広がる自社畑が見えます。中央にはテイスティングができるテーブルと一通りの設備が揃っています。このワイナリーを運営するkibi foods株式会社の親会社は岡山市に本社を置く自動車部品メーカーの「内山工業株式会社」で、1898年に「内山コロップ製造処」として創業した日本のコルク業界におけるトップメーカーです。当然ワイン用のコルクも製造しており、それがワイナリー設立理由の一つにもなっているそうです。

スタッフの方から簡単な説明を受け、購入したワインはこちらのマスカット・ベーリーAです。winebuffは赤好きなのでどうしてもそちらの方に目が行きます。このベーリーAは吉備中央町の「下加茂圃場」などで収穫された葡萄を使用しておりもちろん町産100%。凄いですよこれは。色々な新進のワイナリーに行きますが昨今どこも葡萄が地元で確保できず、他県産の葡萄を購入して醸造しているところが大半です。下手すると100%地元以外の葡萄を使用しているところすらありますから。

ショップ内から、ガラス越しに実際の醸造設備を間近で見学できます。ガラスには紫外線からワインを守るための遮光対策が施されており、安全に製造工程を眺められます。醸造用ステンレス加工タンクが複数並んでいますね。これ以外にも赤ワイン用にオーク樽を使用した熟成設備も導入されています。設立当初は他ワイナリーへの委託醸造でしたが5年の研鑽を経て完全自家醸造のワイナリーへと進化しました。

ワイナリーと葡萄畑が離れた場所にある所も多いのですが、kibi Valleyはすぐお隣に葡萄畑が広がっています。まだまだ試行錯誤中ということで、メルローやカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、リースリング、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランなど10種類以上の葡萄を栽培されているそうです。欧州系品種は難しくなかなか良い結果が得られないと話をされていました。

今回は訳あって少し離れた姫路の「ホテルモントレ姫路」に宿泊。早速、購入した赤ワインをいただきます。

ワインダイアリーのテイスティングメモ

この旅はこれで終わりで、今までにないくらい短いワイナリー訪問でしたがこの後大変なトラブルが!行きの便は台風を避けてなんとか飛べたのですが、帰りの便が台風のあおりを受けてキャンセル。予定した日に帰ることができませんでした。仕方なく大阪に移動し一泊した後、伊丹-羽田便に乗って帰宅。ちょっと台風を甘く見ていたと大反省のwinebuffでした。とほほ・・・。

[winebuff]


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