熊本ワインと五ヶ瀬ワイナリー


5 月下旬に熊本空港を起点に熊本ワインと五ヶ瀬ワイナリーを訪れました。

五ヶ瀬ワイナリーから車で30分ほどの高千穂峡にも行きましたが、新緑が映える素晴らしい季節でした。
その様子はこちらをクリック!

<熊本ワイン>
熊本駅から鹿児島本線でたった3駅、乗車時間9分で最寄りの西里駅に到着です。
西里駅はなんと無人駅…

駅前にコンビニなどもなく、自販機があるのみ。
そして、畑の中に大学(写真の右)があり、この日は週末で大学もお休みなのか、ほとんど人の乗り降りもありませんでした…
写真の左のコンモリとした森の丘の上まで徒歩15分くらいの場所に、熊本県内の食料品メーカー数10社が店舗を出している「フードパル熊本」があり、その中のひとつに「熊本ワイン」があります。
レストランで食事する人々や芝生でフリーマーケットを開いている方々、シャトー風の「熊本ワイン」の建物ではコスプレ服に身を包んだ女の子達の写真撮影会が開かれていて、目を引いていました。

こちらが「熊本ワイン」。
1999年設立、現在は県内の14ヶ所の契約農家の作る、ぶどうを使ってワイン作りを行っている。


ショップの様子やテイスティングコーナーです。
始めは店内すいていたのですが、団体のバスツアーが到着すると大勢の観光客がなだれこんできました。

暑い日だったので、赤ワインと白ワインのシャーベットをいただきました。

熊本ワインの代表的なワインといえば「菊鹿シャルドネ」!
写真の「菊鹿ナイトハーベスト小伏野」は国内でも評価が高く、山鹿市菊鹿町で70代の平川ご夫妻が栽培しているそう。収穫量が少なく、1400本しか生産されないので、すぐに完売してしまう。
平川ご夫妻には今のところ、後継者がいないそうで話を伺ったワイナリーの方も心配している様子でした。

こちらは「菊鹿シャルドネせせらぎ」でステンレルタンク発酵されている。
この上に、樽発酵されている「菊鹿シャルドネ」がありますが、ショップでは販売されていませんでした。

建物の横にぶどうの試験栽培コーナーがありました。
こちらは5月下旬のカベルネソービニヨンのぶどう。
まだ実がグリーンのツブツブの状態です。

こちらがシャルドネ。
垣根栽培方式でレインカットされ、太陽に当たって風通し良く雨に濡れないように栽培される。
これから暑い夏に太陽の光を浴びて、秋に立派なぶどうに育って収穫されるのでしょうね!

<五ヶ瀬ワイナリー>
熊本市内に1泊した後、熊本駅でレンタカーを借りて五ヶ瀬ワイナリーを目指しました。
熊本市内を抜けて、山道を走ること約2時間、熊本県から宮崎県に入ったところにあります。

2005年に設立。
標高600m、昼夜の寒暖差が大きく、年間平均気温12℃と九州にありながら冷涼な高冷地でぶどう栽培を行っている。
契約農家の方々が作る五ヶ瀬産のぶどうのみ使っている。

建物外観。

ショップとテイスティングコーナー。
ワイン以外に地元のお土産も揃っており、工場内を見ることができる見学コースもあります。

併設のレストラン、雲の上のぶどう。
訪問した日はあいにく小雨で眺めることができなかったのですが、お天気だと阿蘇五岳を眺める絶好のロケーションのようです。

この後、高千穂峡を散策して、熊本空港へ向かいました。

熊本は、当然「くまもん」だらけ。。。
お土産もくまもんづくしに^^;
[pinomayu]

新緑の神話の里、高千穂峡☆


5月末に熊本空港を起点として熊本ワインと五ヶ瀬ワイナリーを1泊2日で訪問しました。
多少の時間の余裕がありましたので、近隣の観光スポットを探していたところ五ヶ瀬ワイナリーから車で30分ほどの場所に「高千穂峡」がありました!
ちなみに五ヶ瀬ワイナリーと高千穂峡は宮崎県になりますが、宮崎空港より熊本空港が距離的に近いです。
(ワイナリー訪問については別のブログでご紹介します。)

午前中に熊本方面から山道をウネウネとレンタカーで2時間くらいドライブし、五ヶ瀬ワイナリーを見学。
ランチは「道の駅高千穂」でとりました。

こちらは「道の駅高千穂」の駐車場にあった大きな岩で「天手力男命(あめのたぢからおのみこと)」です。
岩屋に隠れた天照大神(あまてらすおおみかみ)が天鈿女命(あめのうずめのみこと)の踊りの賑わいを覗くために岩屋の戸を少し開けてみたところ、手力男命が力の限り岩戸を取り払った、という力持ちの神様です。

こちらは手力男命の裏側にあった天鈿女命の岩です。
岩屋戸の前で調子面白く踊った為、神楽・技芸等の芸能の神様とされてます。
この天鈿女命はあまり、かわいくないなぁ…
高千穂の夜神楽(よかぐら)のひとつにこの神様達も出てきます。

こちらは「道の駅高千穂」から数分の場所にある、1800年前に創設されたという「高千穂神社」です。
今回はこの「高千穂神社」の駐車場にレンタカーを止め、高千穂峡を目指しました。。。

さて…
事前に用意していた高千穂峡周辺ガイドマップを見る限り、高千穂神社から高千穂峡は気楽に歩いていけるように見えたのですが…
名前の通り、高千穂峡は峡谷ですから、実は高千穂神社からは、かなり下らないといけません。
行きはいろは坂のようなアスファルト道を20分ほど下り、下りはまだ良かったのですが…
帰りは石段の自然観察道をゼエゼエしながら上って上って、高千穂神社の裏手に到着します。
気楽に散策気分で行ったので、予想していないハードさでした。
山歩きに自信のない方は、もっと高千穂峡に近い駐車場を利用することをお勧めします!

それでも、新緑の季節の高千穂峡は評判通りの美しさで、一見の価値ありでした☆
高千穂峡は阿蘇火山活動の時に噴出した溶岩流が五ヶ瀬川の沿って帯状に流れ出し、急激に冷却した為できた渓谷で、高いところで100m、平均80mの断崖が約7km続いている。

「真名井の滝」
高千穂峡のメインスポットで高さ17m、日本の滝百選に選ばれている。
ボートに乗ると滝壷の近くまで行ける。

「鬼八の力石(きはちのちからいし)」
悪さばかりしていた鬼八に三毛入野命という神様が投げつけて退治したという重さ200tの石。

「仙人の屏風岩」
高さ70m。
不老不死の術を得、神通力を持つ仙人にこそ成せる業のような造形美ということから名づけられた。

「槍飛橋(やりとびばし)」
一番川幅の狭いところで、戦国時代に橋のない五ヶ瀬川を渡るのに、槍を使って飛び渡ったとされる場所。

高千穂大橋と神都高千穂大橋。

この日はあいにくの小雨でしたが、雨が高千穂峡の神秘的な美しさをより魅力的に映し出していたように思います☆
[pinomayu]


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