ハワイでワイン


アロハー、winebuffです。この度はなんとハワイに行って参りました。ハワイといっても鳥取県の羽合町(もう無いですが)でも、福島県のスパリゾートハワイアンズでもありません。本当のハワイなんです!GWの休みを利用して念願のハワイ行き。今回は、ハワイからワイン紀行をお届けしたいと思います。

行きは、成田からANAの「フライングホヌ」1号機に乗ってオアフ島を目指します。このエアバスA380型機は、旅客機史上最大級の大きさを誇り、総二階建で座席数も520席。機内設備も最新式とあって、とても快適な空の旅であっという間にハワイに到着しました。

海外旅行は色々なローカルフードも楽しみの一つですよね。時差の関係であまり眠れず(というか殆ど寝ていない)ヘロヘロ状態だったのですが、最初の食事から飛ばして?いきます。まずは、アメリカの国民食と言っても良いハンバーガー。ワイキキのショッピングセンター「インターナショナルマーケットプレイス」にある「バンザイバーガー」で頂きました。肉厚のパティとカリカリベーコンに濃厚ソースがたっぷり乗ったバーガー。とても一人で一つは食べれません。というか、解体しないと口に入りません。でもとても美味しくあっという間に完食しました。

腹ごしらえをしてやってきたのが、「Aston At The Waikiki Banyan」。この旅行でステイするホテルです。いや、正確に言うとコンドミニアムですね。全室スイートルームで、リビングルームとベッドルームがあり、本格的なキッチンも付いています。

キッチンには、電子レンジや冷蔵庫、オーブン、コーヒーメーカーなどの家電に加え、まな板、包丁、食器やカトラリーなど一通り揃っており、外食に頼らずとも食事が可能です。昨今のアメリカの物価高や為替の円安で海外旅行も以前より厳しくなっている最中、こういった設備はとてもありがたいですね。因みに階下にあるバーベキュー場で食材持ち込みのバーベキューもできます。

ビルの陰になっていますが、プライベートバルコニーからダイヤモンドヘッドも一望できます。ビーチやカラカウア通りからも近く、様々なショップやレストランも徒歩圏内にあって絶好のロケーションです。

さて、部屋でしばし休憩してから再度街に繰り出します。お目当ては、もちろんワインとディナーのテイクアウトです。やってきたのはお馴染みの「ABCストア」。ハワイに50店舗以上ある、ハワイのコンビニエンスストアで、お土産や食料品から、コスメ、日用品まで何でも揃う使い勝手の良いお店です。店の規模にもよりますがどこもワインの種類が豊富で、アメリカ産のワインを中心に数十種類以上の品揃がありました。

winebuffがハワイで一番欲しかったのが、このハワイ産のワイン。ハワイ島にあるハワイ唯一のワイナリー「Volcano Winery」のVolcano Redです。Ruby Red Cabernetという珍しい品種が主体で、これはCabernet SauvignonとCarignanとAlicanteの交配品種とのこと。$26.99で購入しました。

ワインダイアリーのテイスティングメモ

ボルケーノ・ワイナリーは、1986年にオアフ島の元獣医師、リン・マッキニーによって設立されました。溶岩に覆われたハワイ島の土地に20本のシンフォニー(マスカット・オブ・アレクサンドリアとグルナッシュの交配品種)を植樹したのが最初で、葡萄以外の様々なフルーツワインを作った後、1999年にデル・ボソフにワイナリーを売却。2024年現在もボソフ家の家族経営ワイナリーとして運営されています。

ワインを入手したら今度は、本日のディナーのテイクアウトです。向かったのは、クヒオ通りにある「Blue Ocean Seafood & Steak」です。ベトナム人がやっているハワイ料理のフードワゴンで、メニューも豊富でお手軽。ボリュームもたっぷりなので、一人一品でも厳しい感じです。

色々悩んで、結局ハワイアンピザとパンケーキを注文。ABCストアで購入したチキンサラダと一緒に頂きました。ワインは、かなり甘めだったのですが、これらの料理と思ったより良く合いました。

翌日は、早起きをして午前中にパールハーバーに行きました。太平洋戦争開戦時の真珠湾攻撃の地として日本人にも馴染みのある場所ですが、日本人は殆どいませんでした。ここには当時の攻撃で沈んだ戦艦アリゾナがそのままの状態で残されており、その真上に創られた記念館に船で行きました。その他、時間の都合で割愛しましたが日本が降伏文書に調印した戦艦ミズーリが退役艦として渓流されていたりと、戦争の始めと終わりを知ることが出来る貴重な史跡で、この日もボーイスカウトの団体が訪れていました。

左手に見えるのが戦艦ミズーリ、右手に見えるのが戦艦アリゾナの記念館です。日本人としては加害者側ということもあって少々緊張するところもあったのですが、日本人憎しの描き方ではなく、フラットな視点からの展示が多かったので意外に感じました。短い時間でしたが、行ってよかったと思える訪問でした。

午後は、ハワイ最大のショッピングモール「アラモアナセンター」へGO!こちらは打って変わって日本人も多数訪れ大いに賑わっていました。広大な敷地に約350の店舗が軒を並べ、ショッピング、エンターテイメント、ダイニングが全て楽しめる世界最大級のオープンエア・ショッピングセンターです。もちろん、ここでもワインを購入しますよー。

向かったのは、アラモアナセンターの西端、エヴァウィングの1Fにあるハワイ最大のスーパーマーケット「フードランド ファームズ」。2016年8月31日に高級志向のグルメスーパーマーケットとしてリニューアル・オープンしたお店で、ハワイの新鮮な食材やデリ、お土産アイテムも充実。店内におしゃれなバーもあります。

winebuffは、新鮮なフルーツや美味しそうなデリには目もくれず、ワイン売り場に直行です。ここでは、特価ワインが日替わりで出るのに加え、お店の会員になると更に割引がきくとあって、ハワイでワインを買うならば絶対に外せません!徒歩で来たくせに調子に乗ってに3本も購入し、帰宅時に腕が痺れたのはいうまでもありません。それはさておき、ここでもハワイ産のワインを購入。

2日目の夜のテイクアウトは、ロイヤルハワイアンセンターのフードコートにある「Champion’s Steak & Seafood」。ハワイの有名なローカルフードであるアメリカンステーキやガーリックシュリンプがお気軽な値段で食べられるありがたいお店で、割引クーポンを活用して更にリーズナブルに購入しました。

ステーキ以外は、お酒のおつまみセット状態ですな。この辺になってくると毎食アメリカンな感じで胃が疲れ始めているようです。しかし、ステーキにはやはり赤ワイン。本日購入したハワイの白ではなく、別途購入したアメリカの赤を一緒に頂きます。

ワインダイアリーのテイスティングメモ

三日目は、念願のワイキキビーチへ。ハワイに来たからには、やっぱりビーチに行かねば!まだ4月ですが、昼間は海に入るのに十分な気候だったので迷わずトライ。海水はやや冷たく感じたものの、日本の海と違う波に揉まれてハワイの海を満喫しました。沖にはサーファー達が波乗りをしているというハワイの風景も新鮮でした。

この日のお昼は、カラカウア大通りにあるハワイ料理の「LULU’S WAIKIKI」。ハワイで一番美味しいと自称するロコモコを食べにやってきました。winebuffがハワイで食べたいNo.1の料理がロコモコだったので、期待に胸が高鳴ります。結果から言うと、割と普通のお味でした。それよりも一緒に頼んだモチパンケーキが壮絶美味かったです。食べきれなかったのですが、残さず部屋に持ち帰った位。なぜにあんなに美味しいか疑問。とにかく思いがけないな出会いでした。

まだまだワインを買い足りないwinebuff。この日もABCストアに行き、ワインを買い込みます。買うのは、全てアメリカのワイン。ハワイの白以外は全てフルボディの赤です。ハワイは物価が高いので食事も買物も出来るだけ安くあげて節約モード。今回は、前回のナパ旅行に比べワインの本数もぐっと抑えました。

さてさて、最終日のディナーも引き続きテイクアウトなのですが、ハワイで食べるべきローカルフードの最後が「ポケ」です。ポケはハワイ語で「切身」を意味する言葉で、一般には、魚介類の切身に塩やしょうゆなどの調味料を混ぜてマリネにしたものをご飯に乗せて食べます。ロコモコと並ぶハワイの伝統的なローカルフードです。今晩は、屋台のポケをテイクアウト。一番ポピュラーなのは、マグロのポケ。要は、漬け丼みたいなものですね。

同じ場所にあった違う屋台では、照り焼きサーモンも購入。今晩は、打って変わってヘルシーなシーフードです。ワイキキの小さなフードトラック村にあるのですが、結構有名店らしく三々五々とお客さんが訪れていました。


 
ABCストアで購入したサラダなどの惣菜と一緒に頂きましたが、やはり完食出来ず一部翌日の朝食にスライドです・・・。

一緒に飲んだこのマウイ・ブランですが、普通にワイン売り場に置いてあったのでてっきり地品種の葡萄か何かを使っているのかと思いきや、なんとハワイ産パイナップルのワインでした。とは言え、アルコール11.5%でスッキリ爽やかな飲み口。ただの甘いフルーツジュースではありません。魚料理にも相性バッチリであっという間に空になりました。

帰りは、「フライングホヌ」3号機で帰国。あっという間のハワイ旅行でしたが、ハワイ産ワインを飲むというミッション以外にもワイン好きには特筆すべき点が一点ありました。それは税金で、日本ですと消費税が10%なのですが、ハワイでは同様の税金が4.712%。その差もあって、ワイン売り場でアメリカの特売ワインをまとめ買いすると日本よりもある程度安価に購入できます。この物価高で何もかもが高いハワイですが、ワインに関しては日本より安く手に入れられました。これはwinebuff的には旅行の最大のメリットでした。

ただ、残念に感じた点もありました。ワインとは関係無いのですがハワイの光と陰を感じたという点です。憧れのハワイはのどかな楽園ではなく、全ては金次第の観光地という印象でした。お金を払えば嫌な部分は目にせず済みますが、お金をケチると道路に寝そべる浮浪者や治安の悪い汚い街角、憎々しげに睨みつけてくる素行の悪いドライバーなどに遭遇します。ハワイに限った光景では無いのかもしれませんが、子供の頃から”永遠の楽園ハワイ”などと刷り込まれてきた世代のwinebuffからすると少しショックに感じたところもありました。多分、二度と訪れることは無いと思いますが、この先ハワイはどうなっていくのでしょうね。

ともあれワイン紀行はこれからも続きます。今度は、どこのワイナリーに行きましょうか。夏辺りにまたお会いしましょう。それでは!

[winebuff]

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