フルーツパーク in 山梨 その1
お久しぶりです、winebuffです。
前回は、7月に山梨のワインリゾートを訪れましたが、今回も何故か山梨でお泊まり。と言ってもリゾートを再訪したわけではなく、同じ山梨といっても違う地域です。ワインブログですからもちろんワインに関連する場所に行きましたが、山梨といえどもワイナリー以外に行けるとこってそんなにあった?、と思いませんでしたか。以前、勝沼のぶどう郷に宿泊した事がありましたが、日本の六次産業はまだまだ発展途上、宿泊施設も潤沢にはありません。では、一体どこに?前置きが長くなりましたが、今回訪れたのは、山梨県笛吹川フルーツ公園(通称、フルーツパーク)です。ぶどうもフルーツの一種ですが、ワインラバーがフルーツパークで楽しめるや否や、が今回のお題です
奇しくも、7月と同じ時刻の同じ列車、あさま13号に乗って山梨の甲府駅にやってきました。(小渕沢のひとつ手前の駅です。)昼前に到着したwinebuff一行は、まず腹ごしらえ。山梨名物といえば、そう「ほうとう」ですね。
駅に近い「小作甲府駅前店」(某評価サイトでは高得点!)で茸ほうとうと豚肉ほうとうを楽しみました。でかいきしめんのようなうどんに様々な肉と野菜が味噌仕立てのスープに浮いています。ボリュームもたっぷりで栄養満点です。
お腹いっぱいになった一行は、次の目的、ぶどう狩りの為に少し離れた「浅間園」に。この辺では、この手の観光果樹園が山ほどあり、葡萄以外にもさくらんぼやもも、梨等の果物が思う存分取れます。とはいえ、季節的には、ももやさくらんぼは既に終わっており、辛うじて数種類の葡萄が残っている状態でした。
まず受付で申し込みをして、45分一本勝負!受付のおばちゃんが時間を大幅に間違えるというアクシデントを乗り越え、裏の畑に(自分達で)移動します。
その日はなんとか天気はもったのですが、このように雨でも大丈夫なように屋根のあるところもあります。ここでは、葡萄と一緒に食事もできるようです。
我々はさらに移動し、移動し、ずいぶん離れたぶどう畑に到着。隣の畑で作業をされていたおじさまに事前のガイダンスを受け、「それでは私は隣の畑にいますんで、勝手にやってください」とのお言葉でぶどう狩り開始です。
葡萄をとるハサミや皿、食べた後のゴミを捨てるゴミ箱も完備。基本タネ有り葡萄だったのですが、畑の隅に少しタネ無し葡萄も。しかし、タネ有り葡萄の方が美味しく、もっぱらそちらをいただきました。
残すのはご法度なので、少しずつと思っていたのですが、ちょっと見ない間に娘が大量にぶどうを採取し、最後は、かなり無理をしてぶどうを口に突っ込む事態に・・・、おいおい。そんなこんなで、「もうしばらく、生食の葡萄はいいかな」というくらい葡萄を堪能し、葡萄園を後にした一行は、次の目的地、浅間神社に。
ここは、pinomayuの知人(の親戚?)が宮司を務める神社という事で、winebuffも一度お参りしたことがあります。今回は、初めて娘を連れて御礼参りしました。お参りをしたり、おみくじを水に浸す水おみくじをやったりした後、何かお土産でも買おうかと思い、社務所に寄ってみて、見つけました!
「葡萄酒守」これは、ワインの里 勝沼らしい一品です。それも赤と白があります。これは買うしかないでしょう。珍しいお守りをゲットし、意気揚々とホテルへ。(本当は、その前に信玄餅の工場に寄ったりしましたが、ワインに関係ないのでここでは割愛します。)
今回、宿泊したのは、フルーツパーク内にある富士屋ホテル。小さいながらも老舗のホテルで、割とクラシカルな作りです。昔流行った西洋風のホテルといったところでしょうか。内装も重厚な雰囲気で、落ち着いた紳士淑女が泊まるような感じ・・・。なのですが、実態は、フルーツパーク内という事もあり、家族連れが多く賑やかでフレンドリーな雰囲気も混在。ちょっとコンセプトが不明瞭な感も・・・。
夕刻にホテルに到着した一行は、しばしお部屋で休憩。しかし、winebuffは、今晩飲むワインをまだ仕入れていなかったため、閉店時間が迫るパーク内のショップ目指して出発。パーク内を突っ切り、急に出てきた雨と霧に妨害されながらも、閉店20分前に何とか到着。
ここは、「太陽と山のお土産市場 さんさんマルシェ」です。山梨県産の旬のフルーツや、名産品・特産品などのお土産以外に、なんと130種類もの山梨ワインを取り揃えており、看板にある様にグラスワインの提供も行っています。とても残念ですが、もう時間も無いため試飲は、泣く泣くパス。本日の晩酌ワイン探求に全力を尽くします。
店内は、小洒落た内装で、都会のインテリアショップの様な佇まいです。フルーツやワイン以外にもそれらに因んだ食品やお菓子、食器、その他グッズが所狭しと並んでいます。とはいえ、じっくりと眺めている暇も無いため、winebuffは、一目散にワイン売り場にGo!
winebuffでも知らないレアものも含め、沢山の山梨ワインが並んでいます。右の棚が赤で左の棚が白です。これほど多くの山梨ワインが陳列されているのを見るのは、ワインの郷以来久しぶりで胸が高鳴ります!本来なら1時間位は、じっくり吟味したいところですが、今日は手早く選ばなければなりません。
店の奥にはワインバーがあり、ワインの試飲がここで出来ます。一升瓶ワインを湯のみで飲むんですか・・・、いいですねえ。美味しそうなアイス(フルーツバー)なんかもありますねえ・・・。いやいや、時間が無いんだってば。早くワインを選ばねば。もう閉店の時間が迫っています。
とまあ、文章では、バタバタと慌ただしさを強調していますが、実際には大体あたりは付けていたのでそれほど迷いませんでした。飲むなら赤。それも日本ワインなら当たり外れの少ないベーリーA。価格的には2千円を越えればまず大丈夫でしょう。地区名の付いたものならなお良し。それらの条件を鑑み、選んだのがこれ、マルスワインの「穂坂マスカット・ベーリーA樽熟成」です。
ワインは、食事に合わせてではなく、食事の後に別途、部屋でゆっくり飲みました。(なにぶん、小さい子供がいるとゆっくり外食は難しく・・・。)さて、今晩の夕食はというと、・・・またほうとうかよ!本日は、ほうとう三昧な1日でしたが、こちら「歩成(ふなり)フルーツライン店}の方がランチのほうとうより美味しかったです。ちなみにお昼のお店も夜のお店も、壁には「樽ワインあります」とか「オリジナルワインあります」とか色々貼ってありました。普通は、日本酒とか焼酎なんでしょうが、さすが山梨、それ以外にもXXのワイン漬けとかワイン一色でした。
ワインリゾートのお部屋でもそうでしたが、このフルーツパーク富士屋ホテルでもちゃんとグラスとワインオープナーは完備されていました。さすがですね。【明日に続く】
[winebuff]