ドイツワイナリー巡り①プファルツ地方午前編
9月下旬に4泊6日でドイツのプファルツ地方(Pfalz)とラインガウ地方(Rheingau)のワイナリーをレンタカーで巡りました!
その様子を5回に分けてご紹介したいと思います。
①プファルツ地方午前編
②プファルツ地方午後編と宿泊
③ラインガウ地方
④リューデスハイムに宿泊
⑤古城ホテルシェーンブルク宿泊
まずは①プファルツ地方午前編です。
フランクフルトの空港に夕方到着後、レンタカーを借りて、その日は時差もあって眠いのでフランクフルト近郊のホテルに宿泊しました。
翌日は朝から一路プファルツを目指しました。
フランクフルトから約1時間半とわりと近いです。
レンタカー会社は海外はいつもHERTZ。車はドイツのVOLVO。
以前もあったのですが、HERTZのGOLD会員であるおかげか…
お願いしていた車より、かなり大きな車格のレンタカーが用意されていました。
小回りが利かず、運転に慣れるまでは一苦労。。。
次回から予約の際に大きな車は不要、とお伝えしなくては!
さて、今回、プファルツ地方でテイスティングしたワイナリーや食事したワイナリー、通り際に写真だけ撮ったワイナリーを含めて14件もありますので、写真だけのワイナリーはサラッとご紹介するのをお許しください。
プファルツ地方はフランクルフトより南方の地域で南北に長く、85kmのワイン街道があります。
◆ワイナリー1<クニプサー Knipser>
プファルツ地方の北のローメルスハイム(Laumersheim)村の中心に位置する。
蔦の覆う瀟洒な建物で、畑は60ha。
主力はリースリングとシュペートブルグンダーGrosse Gewachse。
Grosse GewachseとはフランスでいうGrand Cruのことで特急畑のこと。
それと、この地域には珍しくボルドーブレンドのKnipser Xも有名。
こちらで、シュペートブルグンダーRESERVE1本とKNIPSER X1本を購入。
そうそう、主にプファルツでは赤をラインガウでは白のリースリングを買うことにしていました。
◆ワイナリー2<フィリップ・キューン Philipp Kuhn>
クニプサーで店員の方と話をした際に、村のはずれのキューンに行けば、収穫前のぶどうを見ることができるよ、と言われたのですが、こちらでした。
収穫前のたわわに実ったシュペートブルグンダーを撮影できました。
◆ワイナリー3<ブルクリン・ウルフ Dr.Burklin-Wolf>
プファルツを代表する1597年設立の400年以上の歴史を持つワイナリー。
85haのぶどう畑のうち、82%がリースリング。
基本、手摘みで特級畑と一級畑から収穫する。
しかし、我が家はここでもシュペートブルグンダーを一本購入。
◆ワイナリー4<ゲオルグ・モスバッハー Georg Mosbacher>
モスバッハー家による家族経営のワイナリー。
ラベルのMの頭文字のデザインは1921年の創業当時から使われている。
20haのぶどう畑のうち80%がリースリング。
高品質な辛口リースリングが評価が高い。
写真のドルンフェルダー、シュペートブルグンダー、メルローも生産している。
ちょうど12-13時のお昼休憩の時間なのは承知で写真だけと思って見学していたら、収穫の方々でしょうか、皆様でランチタイムでした!
許可を得て、写真を撮らせていただきました。
◆ワイナリー5<オイゲン・ミュラー Eugen Muller>
ミュラー家による経営。
77%がリースリング、13%は赤ぶどう系品種を栽培している。
Holiday Apartment(ホテル)も併設している。
収穫の時期なので、プファルツのあちこちで収穫車を目撃しました。
スゴかったのは高さ5mくらいはある機械式ぶどう収穫車が普通に道路を走っていたことです。
(写真を撮り損ねました…)
ぶどう畑でも、機械がぶどうの木にまたがるようにして、収穫していました。
でも、枝やおそらく虫さん達も一緒に収穫されるのだろうから、そりゃ、手摘みとは品質の違うワインが出来上がるだろうな…と納得。
手摘みが時間も人件費もかかるので高価になるのも分かります。
収穫したてのぶどう達がたくさん並んでいました。
白カビ付きです。
おそらくリースリングでしょうね。
◆ワイナリー6<シュピンドラー Spindler>
1620年から13代続く老舗ワイナリー。
18haの畑のうち85%はリースリングを生産。
その他ピノブラン、ゲヴェルツトラミネール、ショイレーベ、ドルンフェルダー、ピノノワールを生産する。
同じSpindlerの名前のレストランを併設していて評価も高い。
中庭を覗くと季節の良い時期だったので屋外でたくさんの方々がランチしていました。
◆ワイナリー7<バッサーマン・ヨルダン Geheimer Rat Dr.Bassermann-Jordan>
さて私達もお腹がすいたのでランチタイムです。
こちらのバッサーマン・ヨルダンはホテルとレストラン、ビストロも併設しています。
ホテルに宿泊したかったのですが満室で予約が取れなかったので、ランチにビストロKetschauer Hofを利用しました。
ビストロなのに、このお洒落な洗練されたインテリア!
リヨン風サラダとパルメザンラビオリをいただきました。
パンとバター2種類も勿論美味しくて、ホテルは泊まれなかったけど、食事できただけで満足でした。
レストランとビストロ共有の立派なワインセラーもありました。
レストランは白ベースにモダンアートがさし色の、こちらも素敵なインテリア。
ランチ後、ワイナリーとショップへ。
ショップの中に地下へ下る階段があり、下りていい?と聞くと、上司に聞くからちょっと待ってて、と。
本来は団体の事前予約の人々しか地下のワイン博物館には案内しないそうなのですが、わざわざ遠い日本から来てくれたのだから、と特別に案内してくださいました。
プファルツのワイナリーの方々はどこへ行っても皆、フレンドリーで親切で感激でした。
左は1802年のぶどう圧搾機。
右のPIERREとは数代前?(英語での会話だったのでここあやふや)の Pierre Jordan の名前をとったものでスパークリングワインに使われている。
1718年にフランスのサボイからやってきた Ludwig Andreas Jordan が設立したワイナリー。
地下の最も奥に鍵のかかったセラーがあり、一番古いワインは1811年産が10本眠っている。
1880年代以降は毎年のワインが保管されている。
49haの畑があり85%がリースリングの生産。
こちらでは Deux Nez を購入。
Deux Nez とはフランス語で「二つの香り」の意味でカベルネソービニヨンとシュペートブルグンダーのブレンドワイン。
②プファルツ地方午後編と宿泊へ、まだまだ続く。。。
[pinomayu]