我が家でワインを飲むときに必ず使用しているのが「デキャンティング・ポアラー」です。ボトルの先に付けてワインを注ぐのですが、単にワインがタレないようにするだけでなく、味をまろやかにする作用もあるのです。一口にポアラーといっても色々な種類があるのですが、現在使用中なのは、気体や液体の流速度を計測する際に利用されるベンチュリ理論に基づき作られたという(良く分からないけど)本格派のニクい奴です。以前、本当にまろやかになっているかどうか、同じワインを二本用意して試した事があります。一本はポアラーを付けて、もう一本はそのまま注いで比較試飲したのですが、明らかに違いました。それからというもの、ポアラーさんにはいつもお世話になっているのですが、これも?油断大敵。ボトルの口には色々なサイズがあるのでポアラーも瓶に差す側がゴム製ですぼまっているのですが、ごくまれに口が小さすぎて殆ど入らない事があります。一度、細いボトルの口に何とか押し込んで注いだ事があったのですが、何度か注いでいるうちにとうとうポアラーが外れてグラスに落下。盛大にワインを飛び散らせてくれました。いはやは、今回は赤ワイン好きとしては細心の注意を払わねばならないという訓話でしたね。どっとはれ。
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「買うべきか、買わざるべきか、それが問題だ」なんちて。今、ワイン関係で我が家の最も大きな検討課題?と言えばワインセラー。もちろん、持っていない訳ではなく二台目購入ということなんですが、実は元々家には二台あったのです。ところが数年前に故障であえなくお亡くなりに・・・。その後現在に至るまでもう一台のセラーにワインを集約して何とか我慢をしているのですが、やはり一台では収容本数に限界があります。ギチギチに詰め込んで40数本。それでも買いたいワインは色々とあり不満も募る一方。ええ、そうですね、普通の方からすればそんなに溜め込んでどうするんだと言いたいですよね。それだけあればかなりもつだろうと。それはごもっともなのですが、そこがワインおたくの悲しいところで、スペースがあればあるだけ買ってしまうという次第でして・・・。今、色々カタログを見たりしているのですが、流石にユーロカーブやフォルスターなんかは(一応、庶民ですので)高価すぎて手が出ません。となれば、もっと安価なモノをと見てみれば、ワインセラーというよりはワインクーラー(細かい温度調節が無いか、あっても冷却のみ)が大半。そもそも冷蔵庫ですので、ガタイもそれなりに大きく、設置スペースの事を考える必要もあります。いやあ、ワインセラーも奥が深いですね。多分、引越しをした後に購入する事になると思いますが、それまでああでもない、こうでもないと悩み続けることと思います。[winebuff]
シンプルでコンパクトなモデルです
私は、よく旅先でその土地のワインを購入し、(宅急便等利用せず)手持ちで持って帰ってくるのですが、一本、二本ならともかく五本、六本と増えてくるとさすがに有る程度の梱包をする必要が生じます。特に海外でワインを大量に買い込んだ場合は、帰りの空港での厳しい(というか酷い)取り扱いに備えねばなりません。これを怠ると帰国後の荷物引き取りの際に、とても悲しい出来事に遭遇します。私自身はそのような経験はありませんが、一度成田で他の人の不幸な事故を目撃した事があります。その人は、使い込まれたリモワのジェラルミンケースを持っていて、とても旅慣れた様子の人でした。周りにいた知人との会話からイタリアに駐在していた人だと推測したのですが、その人が角を曲がって流れてくるベルトコンベアの荷物を見つけた瞬間から周囲に漂う慣れ親しんだ香りが・・・。その人も気づいたのでしょう、慌てて荷物を取り上げると下の方から赤い液体がポタポタ(というかドボドボ)と滴り始め・・・。プライオリティバゲージ(受託手荷物の優先取り扱い)だからといって油断出来ません、その荷物にもしっかりプライオリティ・タグが付いていましたので。一般的にはワインショップで付けてくれる緩衝材(あのビニールのプチプチやダンボールの蛇腹みたいな奴)で十分かと思うのですが、私は更にビニール袋に二重に詰めた上に旅先で着た下着などでくるみます。そして、出来るだけ周囲に固いモノが当たらないよう、ワインの瓶が動かないよう気を付けながら荷物を詰め込みます。そうそう、先ほどワインの瓶を割った事が無いと言いましたが、ワインの瓶での失敗は他にあります。ワインの大量購入をもくろんで大きなスーツケースを買ったは良いのですが、初使用の旅行であまりに詰め込み過ぎ、空港で計測すると何と33kg超。当然、空港カウンターで注意され慌てて荷物の再分配をするハメに。最高で20本近く購入した事もありますが、何事にも限度というものがありますね、トホホ・・・。[winebuff]