2022年夏、ニュージーランドで自身のブランドを持つ醸造家 TAKA K Wines 小山竜宇(コヤマ タカヒロ)と北海道 MARO Wines 麿直之(マロ ナオユキ)が日本ワインの新たな可能性を発見すべく共同プロジェクトがスタートしました。種子をつぶさないようホールプレスし、きれいな果汁を抽出醗酵前に自然沈降にて不要な成分を澱下げ、澱引きします。酵母は小山氏がNZでもリースリングの醸造時に愛用しているDV10を使用。リースリングを親にもつケルナーでも同酵母を使うことでケルナーの特徴を最大限引き出せると考えています。ステンレス樽を用い、滞留が起こるようにして果汁内で温度差が生じないように管理しつつ、約1カ月低温発酵をおこないアロマを引き立たせていますとの事。白いバラやライチ、伸びのあるフレッシュな酸がキレた後に相応してな果実味と持続性のある旨味ゼスト、柑橘ジョアはマロなしゆえだろう。