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シャトー ムートン ロートシルト 1973
国名 : France地域 : Médoc種類 : 赤年度 : 1973価格 : 75000円色 : 3 香 : 3 味 : 3 総合 : 3推薦 : しない日付 : 2013/11/11場所 : ルージュア
5大シャトーの一角を成すムートン・ロートシルト誰もがその格付け1級の冠に相応しいと評価するトップレベルのワインを毎年世に送り出しているシャトー・ムートン・ロートシルト。シャトー・ムートン・ロートシルトは1853年にイギリス系のロスチャイルド家の一人、ナタニエル・ド・ロスチャイルド男爵がフランス、ボルドーのポイヤック村にあるシャトーを購入して、「シャトー・ムートン・ロートシルト(ロスチャイルド)」と改名した事に端を発します。 1855年のパリ万博の際に行われたメドック地区のシャトーを1級から5級に分類して格付けする際には残念ながらムートンは惜しく2級に格付けされてしまいますが、その格付けにどうしても納得がいかなかったロスチャイルド氏はその後数十年の年月をかけ、あらゆる手を尽くしこの格付けを見直させます。その結果見事1973年に2級から1級に格上げされますが、ボルドーの格付けが見直されたのは後にも先にもこの1件だけでした。 確かにムートンは1級に値するだけのクオリティーを持ったワインであることに間違いはありませんが、半ば強引に格付けを変えた事に変わりはない訳で、いかに彼らの政治力そして経済力が強大であったかが伺える事件でもあります。
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