みんなのワインダイアリー
Clos-Vougeot クロ・ヴージョ2010
国名 : France地域 : Vougeot種類 : 赤年度 : 2010価格 : 15000円色 : 4 香 : 5 味 : 5 総合 : 5推薦 : する推薦数 : 1日付 : 0026/02/23場所 : 自宅(誕生日用)
フランス東部ブルゴーニュ地方コート=ドール県、中央部〜南部、コート・ド・ニュイ地区ヴージョ村、AOCクロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ(特級)。県庁所在地ディジョン市から約15kmの郊外に位置するワインシャトー。ヴージョ村はディジョンからサントネーに至る『ワイン街道』沿いの世界的有名な村。1110年にシトー派大修道院によって設けられた約50haのクロ(石垣)に囲まれた畑は、コート・ド・ニュイの特級畑の中で最大。以来、1790年代までシトー派の修道会が所有していた。葡萄畑の中に立っているワインシャトーであり、歴史的建造物として多くの観光客が訪れるスポットで、『コンフレリーレ・シュバリエ・デュ・タストヴァン(和酒騎士団)』の本拠地がある事でも有名。この畑が切り売りされるきっかけとなったのは、19世紀末フランス全土を襲ったフィロキセラ。ヴージョもその被害も免れず、畑は荒廃し、価格は暴落、イギリス人やドイツ人に売却されそうになってしまう。しかし1889年、栄えあるこのクロを守る一心でブルゴーニュのネゴシアン15名が買い取った。その後、相続税の高いフランスで転売や相続による畑の細分化により、50haの畑に80名もの造り手が存在する状況となった。畑は標高240〜270m、斜度3〜4度のなだらかな斜面、石灰質の多い上部、砂利の多い中部、そして粘土質の多い下部という風に大まかに三つのの土壌に分かれており、修道院が所有していた時代には『教皇の畑』『王の畑』『修道士の畑』と分かれ、優良なワインは斜面上部の畑から造られていた。そしてドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィスはブルゴーニュ屈指の醸造家として知られる、ドミニク・ローランが2006年に息子のジャンと始めたドメーヌ。『新樽200%』、新樽の魔術師と呼ばれる造り手。栽培は全て有機農法、樹齢80年程の古樹を中心に、葡萄は除梗せず、全房発酵され、瓶詰めまでにSO2は添加せず、補糖は一切行わない。所有する畑は標高の高いモーペテュイという最高区画で、プラント・アヴェと呼ばれる“司祭専用の区画”という意味を持つ歴史的にも格式の高い区画である。葡萄品種はピノ・ノワール100%、宝石のような輝きを持つ紫がかったルビー色。ブルゴーニュに欠かせないピノ・ノワールは高級赤ワインを生み出す品種として知られ、単一品種で醸造されることが、ほとんどである。ピノ・ノワールは4世紀にはすでにブルゴーニュで栽培されていたと言われ、現在では南北アメリカや北イタリア、ニュージーランド、アルザス、ドイツなど世界各地で栽培されている。栽培にも醸造にも細心の注意が必要な気難しい品種で、育った産地の個性を素直に表現するため、良い畑には絶対的に良く、悪い畑はどう抗おうが悪いという事実を露骨なほどに暴き出してしまう品種。このワインはまさに前者!ワインに詳しい友人に勧められて1月26日(日)に購入、セラーにて保管、デキャンティングは行わず、大きなワイングラスで飲んだ。単一品種にしてこの複雑性、時間の経過と共に変化し、始めはブルーベリーやカシスのような赤系果実香主体、その後ミントやミネラルの香りが溢れ出し、タンニンは柔らかくなってくる。そして最後に甘草や腐葉土、トリュフの土系スパイスの風味、繊細であり、エレガント、ボリューミーで厚みのあるフィニッシュ、まさにグラン・クリュのグレート・ヴィンテージ!!自身の誕生日用に購入したが、今まで飲んだワインの中で最高の一本だった。全てにおいて“最高”のものがバランスした最良の一本、極めて繊細で格調高い至高のフル・ボディ
お誕生日おめでとうございます!誕生日の当たりワイン、うれしいですね(^.^)
今晩は、お久しぶりです。有難うございます。知れば知るほど、この世界は奥が深いですね。これからもよろしくお願いします。
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