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Chateau Lagrange シャトー ラグランジュ2010
国名 : France地域 : Saint-Julien種類 : 赤年度 : 2010価格 : 5650円色 : 5 香 : 5 味 : 5 総合 : 5推薦 : する推薦数 : 1日付 : 0025/12/22場所 : 自宅(2013クリスマス用)
フランス南西部ボルドー地方オーメドック地区サンジュリアン村、メドック格付け3級。中世の時代からの歴史があり、当時は“ラグランジュ・モンテイユの高貴な館”と呼ばれ、一部はボルドー聖堂騎士団の領地でもあった。そして19世紀には、当時のルイ・フィリップス朝で権力を握っていたデュシャルテル伯爵が所有者になりシャトーの名声を栄光の頂点にまで引き上げた。1960年、1970年は評価を落とし、“貧乏人のレオヴィル・ラスカーズ”と評される事もあったが、1983年にサントリーが購入し、葡萄樹の植え替えなど、抜本的な改善を行い、以降品質を大きく改善した。葡萄品種はカベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロ25%、メドックらしいオーソドックスなガーネット色。ブラックカラントやカシスの黒系果実香、西洋杉、腐葉土、スパイス、バニラ、ホワイトチョコレートのニュアンス、例年より新樽のまとまりがよく、エレガントやフィネスも増しているリッチな印象、果実味や風味豊かで余韻も長い、2010年は気温が高かったグレート・ヴィンテージの2009年に比べ、気温は平年並みで、適切な酸度を保ちながら、加熱することなく、ゆっくりと熟し、エレガントでクラシカルなスタイルのワインが生まれた偉大な年となった。ロバート・パーカー氏いわく、“2005年、2009年に並ぶ、生涯で最も素晴らしい3ヴィンテージの1つ”と語られている。ワインスペクター誌にて92点を獲得、以前の古いラベルには鎧をまとった兵士がシャトーの両脇に立っているが、これは1925年にスペイン人のセンドーヤ家が所有していたことから、スペイン風の鎧を着た兵士が描かれている。2013年〜2020年が飲み頃、中世から伝統を持つシャトー。『古典的なメドックのタンニンを持つ、実に安定したワイン』2010年グレート ヴィンテージ、サン・ジュリアン村の中でも傑出した仕上がりのフル・ボディ。
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