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ドメーヌ ド リル マルゴー[豊通]
国名 : France地域 : Bordeaux superieur種類 : 赤年度 : 2007価格 : 色 : 3 香 : 3 味 : 3 総合 : 3推薦 : する日付 : 2023/02/21場所 :
ジロンド河の中洲にある僅か24haの島で造られていて、かつて1740ー1875年まで chマルゴーが所有。'01からファヴァレル家が所有。島の利点としてフィロキセラを始めとする害虫に侵される心配がなくブドウも接木もなく原木のまま。土壌はchマルゴーに近似した粘土砂質(メドック内では例外的な土壌でマルゴー内ではchマルゴーが現在大半占領)で、気候はメドックの陸地より温暖。霜害や干害に見舞われることがない。マルゴー村に属するこの島は残念ながらAOCマルゴーを名乗れない。品種はメルロ種45%、カベルネ・ソーヴィニヨン種20%、プティ・ヴェルド種15%、カベルネ・フラン種10%、マルベック種10%。1/3新樽で12~18ヶ月樽熟成。素晴らしい熟成感と行きた果実味。オレンジがかったガーネット、黒い果実、ドライプラム、タバコ、腐葉土、シナモン、ナツメグ、黒蜜、ジビエ、コーヒー、奥行きがあり、マルゴーらしくエレガントさがありながらタニックな骨格。後からヨードの他バター感も。自然な酸化の良さがある。奥行きのある酸が仔羊の赤煮込みに合う。この飲み頃の熟成を4000くらいで味わえるのは嬉しい。2時間後、より深みが増す。久々に官能的な古酒に出会えた。ラスト一杯が名残惜しさを久々に感じる程だった。
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