みんなのワインダイアリー
○エトナ ロッソ ノッティ ステッラーテ / エトネッラネレッロマスカレーゼが約70％とネレッロカプッチョが20％、その他見たことも無いような品種やメルロー・シ
国名 : Italy地域 : Sicilia種類 : 赤年度 : 価格 : 色 : 3 香 : 3 味 : 3 総合 : 3推薦 : する推薦数 : 1日付 : 2017/10/14場所 :
'13&'14の複合。平均樹齢70歳以上の独立したアルベレッロ仕立て。標高 700m、ステンレスタンク発酵 500L の栗の樽で 24 ヶ月熟成。樫の樽と栗の樽は、共に5年以上使い古したもの。木の香りや成分の違いをワインに加える為では無く、重要なのは木目の細かさと酸化スピードです。樫の木は木目が緩く酸化スピードが速い（空気を多く取り込む）。栗の木は木目が細かく酸化スピードが遅い（空気を取り込みにくい）。タンニンが弱くエレガントなマスカレーゼを樫の木樽で緩やかな酸化熟成をさせる事で、よりタンニンと果実味がまろやかになる。そして今回の場合の様にタンニンと果実味が強くエネルギーが詰まったワイン（カプッチョその他の品種）の個性をそのまま残したいと、緩やかな熟成をする栗の木に入れる事で、まろやかになり過ぎずタンニンもしっかり残る、そんなイメージとの事。なんて滋味深くクラシカルなイタリアらしい味わいなんだろう。濃いエキス分、凝縮した陰性なる果実味、芯のある渋味、今でもイケちゃうけど酸、渋味、エキス分からまだまだ熟成も楽しめるだろう。とんでもないシチリアワインだ。嫌らしい還元香も酢酸要素もない。スパイス、ミネラル、ナチュラルな静かに佇む偉大なる伊ワインを彷彿、派手さはないが、これほどのクラスにはそうで出会えない。ボトルも空いた。偉大なるものでもそうない。私的にコーネリッセンクラスだ！
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