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トライ オクス / ローラン バーンワルト(PG)[ヴォルテックス]
国名 : France地域 : Alsace種類 : 白年度 : 2011価格 : 色 : 3 香 : 3 味 : 3 総合 : 3推薦 : する日付 : 2017/07/08場所 :
<トライ・オクス>本来は辛口用のピノ・グリを摘む区画なのに一部にボトリティスが付いたため、その葡萄のみを使って発酵させたもので、収穫時のブドウの潜在アルコール度数は17度以上ありました。そのためか発酵が早めに止まって残糖があり、加えて酸化的だったため他のワインに混ぜることもできず、試しにタンクから抜いて樽に移してみたところ発酵が再び始まりました。樽での発酵期間中にウイヤージュ(補液)せずに3年間置いたもので、味わいには微妙に酸化的なところがあります。琥珀色に近い濃い目の黄色で、熟成感と優しい酸化のニュアンスが落ち着きと複雑さを感じさせますとの事。これも前抜栓半日はあった方がいいか。仄かな甘味ながら極めてドライ、杏子や燻製香、ほんのりスクリプト、果実味がありながらもアフターにはドライな印象を残す、エレガントさすら感じつつ、上等なる蒸留酒の様だ。確かにどこかDmタカヒコのブランドノワールを彷彿する。なんて大人なエキゾチックワールドなんたまろう。そして充足感に満たさせる味わい深さ。すごい。開けたてはハズレかと思った自分が情けない。酸化的要素もなくバランスの良い仕上がり。どこかに甘やかさを感じたとしてもビターな味わいだ。上等なオロロソを思う。
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